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「何勃たせてんだよ。朝から汚ぇ物見せてんじゃねぇ」
「っ、しょうがねぇだろ!健全な男子高校生なら朝勃ちだって日常茶飯事だ!」
「あ?健全な男子高校生は殴られて感じたりしねぇだろ」



うぐぐ・・・、と奇妙な唸り声を上げて睨み付けてくる不知火に、ついでだからと昨日の夜から気になっていたことを口に出してみる。




「テメェ、転校生が好きだったんじゃねぇのかよ」




実は昨日不知火のチンポ突っ込んだ辺りからずっと疑問に思ってたんだよな。もともとこいつは転校生大好きで、その転校生に酷い態度を取った俺が嫌いだったはず。

なのに何で俺らヤッてんの?




「なぁ、どうなの」
「・・・・・」
「おい、黙ってねぇで何とか言えって」




黙ったまま気まずそうに目を反らす不知火に苛ついて、俺は不知火の短い金色の髪を思い切り掴み上げた。



「いぎっ・・・!」






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