天邪鬼の猫。 | ナノ






(背後注意)



「ん、むぅ…っ、」


やめて、やめてよ。俺、篠とこんなことがしたかったわけじゃない。愛がない行為に、意味なんかない。俺と篠の間に愛はないのに、こんなことする意味なんかない。


「…ぉ、ねが…やめ、て…っ」


あの転入生を思いながら、俺を抱かないでよ。篠。


「…やめねェよ」

「―ぁああっ」


ズボンを中途半端に脱がされて身動きし辛い。両手首は俺のネクタイで縛られたまま。
篠は慣らすことすらしてくれず後ろに指を勢い良く突き刺す。メリメリと肉の破ける音がしてちょー痛い。痛すぎてさらに涙が溢れ出る。下に目をやれば赤い雫がポタリ、と滴るのが見えた。



「…――お前のこと、壊してやる」



指を突然引き抜かれたと思ったら熱く猛った篠のペニスを蕾に押し当てられる。


「も、や…だ、おねが、やめて…っ、やめてよ…篠…っ!」


俺は必死になって縛られた両手を使って篠の体を押す。でも篠は全然ビクともしない。
お願い。本当にやめて。どれだけ懇願しても篠に聞き入れてくれる様子はない。このままじゃ俺、ホントに壊れる。篠の心の中には俺がいなくてもいい。俺のことをどんだけでも嫌えばいい。だから、だから、お願いだから、篠だけは俺を壊そうとしないで…。


「黙れ」

「あぁぁああっ!!」

指とは比べ物にならない質量のモノが俺を貫く。指で無理矢理解されたおかげで血が潤滑油となって滑りをよくした。でも痛いものは痛い。俺自身も萎えてた。
正面からガツガツと突かれて俺の体は今宙に浮いてる状態。両膝の裏に手を回されナカを掻き回される。その度に血が結合部から内太腿を伝って滴り床を汚した。



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