天邪鬼の猫。 | ナノ
4
(背後注意)
「涼」
「んっ、ふ、」
「声抑えんな」
ブレザーを脱がされ中のシャツは全部ボタンを外された。
コロコロと転がすように乳首を舐めて、たまに甘噛みされる。反対の方では指で突付かれたり、クリクリとまるで玩具を与えられた子供のように執拗に同じ箇所を攻め続けられた。
あいてるもう片方の手は俺のペニスをもみ続けてて、ボクサーパンツの布越しから先走りが溢れ出てる。直接触ってもいないのにかいちょーの手の平は少し濡れてた。かいちょーはその濡れた手の指先を俺の口の中に2、3本咥えさせた。
「んっ、ふぁあっ」
「ちゃんと舐めろよ、咥えた分だけ後ろに挿れてやるから」
ククク、と喉を鳴らして笑う姿も絵になる。どーしよ。俺、篠かいちょーのこと本気になっちゃっうかも。今、俺の口の中を掻き回すかいちょーの指、ちょー長いの。
綺麗な赤い髪が目の前にあって爽やかないい匂いが俺の鼻をくすぐる。
「しの…っしのぉ…」
「っ、その顔反則だろ」
かいちょーは俺の口の中から指を離すとまたべろチュー。
かいちょー…ちょーいい匂い…
高揚する意識の中でそう強く思った。
気持ちよすぎてボーってしてて、突然浮遊感を感じる。かいちょーに、お姫様抱っこされてる…なんてやっと理解した時にはボフン、と背中にふかふかふわふわのソファに置いてあった綿飴クッションと同じ感触が。
仮眠室のベッド…?
どーやら俺はかいちょーに仮眠室まで運ばれてきたらしい。篠は俺の上に跨って、首筋に吸い付いた。
「…んっ」
首、胸、太腿の内側、所々にキスマークを付けられる。ボヤける視界の中でかいちょーが俺のよりデカイ立派な息子さんを出して「舐めろ」って王様みたいにそう言った。
俺自身既に限界で早くイキたかったから迷う事無くかいちょーのペニスを舐める。
てか野郎のペニスこんな風にフェラさせられる日が来るとは思わなかった。かいちょーのん超でけェし。
「ちゃんと舐められたら挿れてやるよ」
俺がネコ?掘られんの?うぇー。俺も処女喪失かあー。…なんか怖いかも。
「俺初めてだから、優しくしてね」
ふざけてウインクしてみるとかいちょーに頭ごしごしって力強く撫でられた。
っ、篠の笑顔…ヤバイんだけど…っ
熱気で上気した頬を緩めて優しく笑うかいちょー。同じ男なのにそれにきゅんと胸をやられてしまいなぜかこっちまで顔が赤くなってしまう。
すごくかっこいいと思ってしまう今の俺はホモかもしれない。
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