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※お尻プレイです

「ホントにごめんなさい…」
 玉緒が一人暮らしをするアパートで、しゅんと雪子はうな垂れた。
「僕が原因だから、そんなに落ち込まなくてもいいよ」
 向かい合って座る彼ににこりと笑ってそう言われるが、その笑顔が少し怖く感じるのは自分の思い過ごしだろ
うか。

 話は昨日にさかのぼる。
 雪子の二十歳のお祝いにと、
ちょっとしたパーティを先輩たちが開いてくれたのだ。日本に帰ってきた設楽を
空港で待ちうけ、クリスマス以来すっかり仲良くなったスーパーチャージャーのボーカルと尽の待つカフェバー
に直行し五人でわいわいと騒いだ。傍から見たら今一正体不明の集団だが、本人達は気心の知れた友人同士であ
る。さらにノリの良すぎる尽とボーカルのせいで、かなり酒が進む。
 数々の下品な暴露や話も飛び出す中、雪子も酔ってほわほわと笑っていた。
「きめた!僕はお笑いを目指す!」
「よーし言ったな!言ったな!じゃあコンビ名決めようぜー」
 それは何気ないジョークだったのだ。多少酔った玉緒の宣言に尽が乗っかり、設楽も笑っている。
「あかぎせんぱいにもきいてみましょーかー」
 不意に、あのひょうきんな先輩の顔を雪子は思い出した。むしろ赤城と玉緒でコンビを組んだら面白いのかも
しれない。そして止める者もいない中機嫌よく電話をかけてしまった。

「あのあと呼び出されて、さんっざんからかわれたんだよ」
「ううぅ、ごめんなさい…」
 玉緒の事を手のひらで転がす、というかおもちゃのように扱う赤城の姿が目に見えるようだ。既に就職してい
るというのにわざわざ仕事の時間を空けてからかう辺り、有能さと頭の回転の速さが伺えるのがまたなんともい
えない。
 赤城の口の上手さはとてつもないものがある。それを身に染みてわかっている雪子は申し訳ない気持ちでいっ
ぱいだった。
「あの、なんでもしますから…」
 上目遣いでそう言うと、胡坐をかいた上に抱き上げられぎゅっと抱き締められる
「じゃあ、コッチ、してもいい?」
 夏用の薄手ブラウスの背中を撫で下ろされ、ふわふわのスカート越しにお尻の割れ目を撫でられる。
 正直、いやだ。ただでさえ彼の仕掛けるセックスは激しくておかしくなってしまいそうなのに、そこに触れら
れたらどうなってしまうのかとただただ恐ろしい。
 しかし、玉緒に迷惑をかけてしまったのでその償いにと頷いてしまう。



「…痛っ、いたぁああ!」
 めりめりと太い亀頭が尻穴を抉る。指でさんざんマッサージされた後だから裂るような痛みは少ないが、無理
矢理捻じ込まれるものに周囲の筋がついていかない。
「うぇ…ぇ、いたい…!」
 押し込まれる時は気持ち悪くて吐き気がして死にそうなのに、奥まで挿れられるとお腹が焼けそうに熱い。串
刺しにされている感覚に、犯されてもいない下腹の方がきゅんきゅんする。
「ゃ、やぁぁ、なにこれぇ、あ?…ぁぁぁあん!」
「こら、暴れない」
 そして内臓を引きずり出されそうな程強引に引き抜かれると、排泄の感覚を凄まじくしたような脱力感に震え
てしまう。そして何時もの所に欲しい、とはしたなく腰が揺れる。
 一度押し込んで引き抜いただけで涎を垂らして崩れ落ちる雪子を見て、玉緒は唇を吊り上げた。
「あ…、ぁっ…」
「素質、あるみたいだね?」
 華奢な体の何処にここまで男を飲み込む余裕があるのかと、骨盤の辺りを掴むとひくひくと尻穴が陰茎を喰い
締める。その下で赤く色づく性器も充血し始めていて、透明な汁で潤っていた。無造作に指で触れ外側のひだを
掻いてやると、たまらないといった風に彼女は声を上げる。
「あんっ…、ああっ…」
「やらしい子だね」
 調教なんてしたつもりはないのだけれど、快楽に従順な体がひどく愛おしい。きっと彼女は己と出会わなけれ
ば、ごく穏やかなセックスしか経験しなかったはずだ。ひどい事をしても懸命に快感を拾うその性を引きずり出
したのは自分だという事実にぞくぞくする。
「あつぃっ…!きもち、わるぃ…!」
「―っ、キツ、熱いな…」
 痛いといったり熱いといったり、押し込む時は苦悶の表情なのに、抜く時には叫びに近い声を上げる雪子の戸
惑った様子が玉緒を興奮させる。それに、膣からつうと太股を伝う愛液と雪子の体から立ち上る匂いが、気持ち
良いと誘っているようだ。
「あっ!あーっ!あつぃ…!くるし…!んっ」
 本当に声は苦しそうなのに突き上げになすがままの体は上気して、男に触れられると汗を零し吸い付いてくる。
柔らかく包むような膣とは違う、弾力に溢れた直腸壁に絞られてあまりもちそうに無い。
「う…、っ!―っぐ!」
「っ!…っ、ゃーーっ!」
 引く時にその熱い締め付けに我慢できず、力いっぱい引抜いて尻の上に射精すると、雪子も半ば声にならない
絶叫を上げてがくりとベッドに落ちる。
「はぁ、はぅ…、ぅ」
 ベッドに伸びて、精液まみれの下半身をひくつかせる彼女はぼうっと空を見つめている、感覚が強烈過ぎたの
かもしれない。
「きもちよかった?」
「は…ぁ…、は…ぅ」
 額をくっつけて至近距離で囁くと、子供っぽく頷かれて胸が甘く痛む。そのまま口付けぬるりと舌を差し込む
と、珍しく積極的に雪子も応じた。甘い甘いキスは長く続き、息を継ぐたびに少女の指がくしゃりと青年の髪を
掻き分ける。
「っは…。雪子、ストップ」
「ぇ…」
 ちゅっと音を立てて離れていく唇が惜しくて、ほんの少し口を尖らせる。しかし無慈悲に体を離されて、彼は
ベッドを出てしまう。
 さみしい。熱を上げたままの体を放置されて、じわっと涙が出てくる。下半身はじくじくと疼いたままだし、
肌が急速に冷えていくのが心から嫌だった。
「う…、うぇ…、やだ、やぁ…っく」
 ぽろぽろ涙がこぼれ、たまらず体を起こすとびっくりしたように彼はこちらを見ていた。大股で近寄ってくる
玉緒に手を伸ばすと、よしよしと子供のようにあやされる。
「本当に泣き虫だね」
「だって、だって…」
 彼の匂い、彼の体温、彼の肌の感触が愛おしい。行為は意地悪で無理も強いたりするが、彼はとても優しいの
だ。
「あんまり君が汗だくだから、ね」
 そう言って、冷たいタオルで顔や体を拭われる。お尻はダイレクトに熱を感じやすいようで、体温が上がり過
ぎ確かに汗だくだった。ひやりとした後にすうっと肌が冷える感覚が気持ち良くて嬉しい。先程急に体を放され
た時とは全く違う、心地よい冷たさにうっとりする。
 すんすんと泣き止みながら鼻を鳴らし大人しく体を拭かれる雪子を見て、犬みたいだなと玉緒は少し笑ってし
まう。
「なんですか?」
「いや、うん…お手」
 首をかしげた彼女は、それでも差し出しされた青年の手にほてっと手を置く。ますます笑いが止まらなくなる
彼にむっとして、じとっと見上げると、ごめんごめんと頭を撫でられる。
「ん…」
 そのまま軽く押し倒されて、またキスをされる。されるがままころんと大人しくベッドに転がり、ぎゅっとシー
ツを握る。
「あ、ふぅ…」
 首筋や胸に唇が落ち、折角拭いてくれたのにまたぞわぞわして汗ばんでくる。お尻もまだズクズクと鈍い感覚
がするけれど、やっぱりこうやって普通に抱かれると凄く嬉しい。
「足、開いて」
「はぃ」
 もう、そこがどろどろなのは自分でも分かっている。
「胸は自分でしてごらん」
 彼の手に包まれていた胸がふるんと現れ、つんと充血した先端を甘噛みされる。
「やぁ、ああんっ!」
 横から自分の小さな手にも収まるサイズの胸を揉みしだく。手を休めると甘噛みを止められるので、恥ずかし
いのに手が止まらない。胸を嬲る合間に、器用に彼の手はどろどろの性器をぐちぐちと広げていく。
「あ、あはぁ、はぁんっ」
「ぐちゃぐちゃだね」
 そう一言漏らして、彼はいきり立った自身をぱくぱく誘うように収縮する膣口に捻じ込んだ。
「あ、たまおさん…っ…、はふぅ…」
「えっちだな」
 お尻をいたぶられている間にもずっと熱を持っていた箇所は、与えられたモノを貪欲にしゃぶる。小刻みに揺
すられるとぐじゅぐじゅと水気の多い音が響いて、恥ずかしいのに目の前がちかちかするほど気持ちが良い。
 気付いたらはしたないほどに足と腰を開いていて、玉緒に全てをさらけ出している。
「ごめんなさ、えっちで、ごめ…んなさい…、」
 ごめんなさい、嫌いにならないで。それだけを必死に繰り返しながら喘ぐ。実生活では我を忘れた事なんて無
いのに、彼に触れられると熟れた果実が落ちるようにごく自然に堕ちてしまう。
「あ、あああっ、すき、だいすき…、ったまおさぁん…!」
「うん、…うん」
 ぎゅっと首に抱き着かれ、膣もやわらかく熱くきゅうきゅうと陰茎を包み込んでくる。しがみ付かれているは
ずなのに抱き締められているような感覚に安堵する。べったり抱き締めあうと柔らかな体温が心地よく胸に触れ、
無意識にもっと、と深く抱き込む。
「もう、だめ…ぁ、ダメ!やぁあ…あ…」
「まだ、…だよ」
 深い位置まで挿れられて小刻みに揺すられると、快感が背骨から脳に突き抜ける。尻に軽く当たる玉緒の腰の
感触ですら気持ちが良くておかしくなりそうだ。
「――ふ、ふぁ、ぁ」
 ふわっふわっと意識が浮くのが怖くて、ぎゅっと足で青年の腰にしがみ付く。
「は、はぁ、こら」
 そこで膝立ちになった彼は、雪子の体を無理矢理斜めにして尻に強く指を押し込んで来た。
「あ!あぁーーー」
 その衝撃に少女は耐えられなかった。か細く絶叫し、ごぷりと股間から透明な液体を溢れさせる。
 それにも構わず青年が膣を抉ると、半狂乱じみて髪を振り乱した少女はがりがりと広い背中を引っかく。
「もぅ、も、や、や!」
「こ…らっ、ふ、はぁ、はぁ―」
 どく、とゴム越しに出される感触がして、きゅんと腰の奥が甘く痛む。つけないでしたら死んでしまうんじゃ
ないか、というくらい気持ちよくて幸せだ。お尻の穴もきゅうっと快感に震え、指を喰い締めている。
「は、凄いな。こっちも、もう気持ち良いみたいだね」
「ちが…」
「違わないだろう」
 ぬるりと指を引かれると、ぞわっと体に鳥肌が立つ。
「やだ…やあん」
 性器を犯されたままにちにちと尻を弄られる感覚は新鮮で強烈だ。かたかた震える手でまたぎりっと爪を立て
てしまう。
「も、おなかがおかしくなる…から、やめ…ぐるぐるしちゃう…」
 内臓に直接刺激の行く行為に、雪子の下腹は遂にくるくると不穏な立て始めている。小くらいならベッドの上
でも、と思っていたが流石にこれはまずい。
「ごめん、やりすぎた」
「謝らないでください…もう!」
 恥ずかしそうにお腹を押さえる彼女を抱き上げてキスをし、適当に拾ったシャツを被せてトイレまで運んでド
アを閉めてやった。



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