体育大会も終わり後は受験。

不本意だけど、国語が苦手だから銀時に勉強を教えてもらうことにした。

…にしても、天パのくせに判りやすく教えてくれる。授業でもこのくらいやってくれたらいいのに。


「…今失礼なこと考えなかったか?」

『大丈夫。いつも考えてるから、アンタに関しては』

「………」

『それよりこれ教えてよ』

「あーこれはな、まず…」


そんな感じできっちり3時間勉強。数学3時間は楽なのに国語はしんどいのはただ国語が嫌いなだけ。


『あ、銀時』

「ん?」

『さっき思ってたこと教えてあげる』

「いいのかよ」

『うん。意外と教えんのうまいなって』


一瞬驚いてから、ドヤ顔に近い笑みを見せた。

イラつかないのは、銀時が一応大人だからだろう。


「一応国語教師だからな」

『ついでに言うと、授業もこれくらいしてくれたらいいのにって』

「やっぱ失礼じゃねーか」

『だから失礼なこと考えてるって言ったじゃん』

「……」


せっかくの休憩。この調子じゃただの時間の無駄遣い。

まぁ私の家で私が何しようと関係ないし、銀時が落ち込んでるのを放っておいて台所へ向かった。

紅茶。紅茶飲みたい。


『(あれ…)』


最近クラってすること多いけどなんか変?

視界歪んでる?いや、そんなわけ……


ドサ…


「世名!?」


銀時の声が聞こえた。返事しないと。


『銀と………』


このまま私は意識を手放した。




( 世名!しっかりしろ!!! )( …………ぎ…ん……………… )( 無理しすぎだバカ )




◎20111114
さぁ倒れた#bk_name_1#ちゃんどうなるんでしょう…。次回最終回!!



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