滝ちゃんは泣き虫。
滝ちゃんは怒りんぼ。
滝ちゃんは寂しがり。
滝ちゃんは甘えんぼ。
滝ちゃんは心配したがり。
滝ちゃんは体力無し。
滝ちゃんはドジ。
滝ちゃんはにぶちん。
滝ちゃんは、
「………お前、何故そうやって私の悪いところばかりをあげる？」
「気のせいだよ」
「しかも後半に至ってはただの悪口ではないか！」
「気のせいだよー」
「気のせいですませるか！誰が泣き虫だドジだ体力無しだ！！」
「でも、滝ちゃん、よく泣くじゃないの」
「誰のせいだと…！」
「私のせい？」
「当たり前だ！お前は本当に、自分の体を大事にすることを知らなさすぎる」
「結構大事にしてるよ。死にたくないもの」
「ならば抵抗くらいしろ！行為の後は殺されるかもしれない可能性だってあるのだぞ！」
「それは一部のことじゃない」
「万が一のことがあったらどうするんだ！」
「死ぬしかないんじゃない」
「それが嫌なら抵抗くらいしろ…本当に…いつも走り回って見つけ出す私の身にもなってくれ…」
「別に、見つけなくてもいいのに。私大丈夫よ」
「………殴られたいのか？」
「滝ちゃんが女の子に乱暴するー」
「喜八郎！」
「冗談、そんな怒っちゃ…っ」
「…なぁ、喜八郎。私はお前が好きだ」
「…私も好き、よ。恋人同士だものね」
「わかっているんならいいんだ」
「滝ちゃん、ねえ、苦しいよ」
「喜八郎」
「滝ちゃん」
「お前が好きだ」
「この体も心も私だけのものだ！」
滝ちゃんは、
滝ちゃんは泣き虫。
滝ちゃんは怒りんぼ。
滝ちゃんは寂しがり。
滝ちゃんは甘えんぼ。
滝ちゃんは心配したがり。
滝ちゃんは体力無し。
滝ちゃんはドジ。
滝ちゃんはにぶちん。
滝ちゃんは、
（ああ。なんてつけくわえよう）
滝ちゃんは、
滝ちゃんは優しい。
滝ちゃんは強がり。
滝ちゃんはへたれ。
滝ちゃんは愛したがり。
滝ちゃんは私が好き。
滝ちゃんは欲しがり。
滝ちゃんはかっこいい。
滝ちゃんは可愛い。
（私は）
滝ちゃんは、私の、もの。
滝にょた綾可愛い可愛い。
おまけ
「……だからと言って私とヤる時にまで抵抗するなよ」私は殺さないからな
「……………」何故バレたし