story4

散々愚痴やら何やらをぶちまけておいてなんだけど、まずは現状を述べようと思う。
確かに私は、今現在居候の身だし、その上無理やりくっついてきたのだから、それくらいは嫌々だとしても、たとえ礼儀がなっていないとしてもしなくてはいけないと思うから。

「私は、ずっと前から自分の置かれた状況について理解していたわ」

頼んでもいないのにわざわざ私のことを迎えに来ていたあいつらは、その一言に目を見開いていた。あら、こういうところは飲み込みがいいのね。
ずっとっていつから?と問う可愛い弟に微笑んでみる。

「ずっとはずっとよ。まさか正規の候補者が皆死んでしまうとは思ってなかったから、こっちにまで役割がくるとは考えていなかったけれど」

本当に面倒なことをしてくれたものだと精鋭なる暗殺部隊の方々を見る。
少し狼狽えているようなのは私の見間違いだ、ということにしておいてあげよう。

「元々私は頭の回転が速い方だったから、たまに遊びに来てくれるおじさんや、お父さんの行動で、うちの家が普通ではないことに気づいていたわ。そして、私が何かに気づいているということにお父さんも気づいていたし、それはおじさん、いえ9代目にも言えることよ。だからこそ私は平然とした顔で“私達”について尋ねることが出来たの」

小学校四年生の頃かしらね、全部を聞いたのは
そう言って笑うとヴァリアーの皆は複雑そうに笑っていた。確かに、あの頃のあんた達は荒れていたものね。
くすりと笑うと綱吉は恐る恐る、といったふうに質問してきた。それは一体どこまでが全てなのか、というものだった。全ては全てなのだが、勿論あんたらはそんな答えで納得しないのよね?


昔話をしましょうか
(ふくれてばかりではいられない)


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久しぶりの更新です。
お姉ちゃんの口調が迷子で笑いました。嘘です。全く笑えませんでした。


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