長官の浮気尋問


「や、皇毅様、!……」

暗がりにフワリと浮かぶ白い肌が、上がる呼吸で忙しなく上下している。
大きな両掌で肌触りを愉しみながら押し倒すと小さな悲鳴が上がった。

「皇毅様、……尋問は、」

「準備中だ」

ニヤリと笑ったところで漸く玉蓮はハッと気が付いて両足を閉じようとする。
しかし既に皇毅の腰がしっかりと入り込んで閉じられなかった。

「体罰って、何ですか?頬を抓ねるんですよね!?」

(………その手には乗るか…)

最近になって薄々分かった事だが、この惚けた質問は彼女が気分の乗らない時、興を削ぐ為に出す巧妙な手口だ。

一旦火を点けてやれば後は相性の良い身体だが、そうするまで屡々苦労させられる。

掌を内腿に侵入させると足でギュッと挟まれたが、それすら心地好いと舌で乳首を舐め回せば、むずがる息づかいが徐々に色めいたものに変わってくる。

表情を見ながらゆっくりと秘部へと指を這わせれば、思った通り花芽である突起は膨らんでいた。

ぬるついた秘部の粘膜が指に絡み付き、動かす度に卑猥な水音が立つ。

「……イヤ、……言いますから、……待って、そんな事したら話せません…」

ふるふると首を横に振り嫌がる玉蓮の顎を掴まえ、唇にしゃぶりついて秘部へ自身の熱を押し入れる。

いきなりの事に、声にならない悲鳴を上げ抗議するように足で皇毅の腰を押し返そうとするが、下半身に体重を乗せられびくともしない。

そのままずぶずぶと膨張した陰茎が根元まで収まったところで唇を外し、耳許へ顔を寄せて自らの息遣いを聞かせた。
これが彼女の身体に火を点ける一番のコツだと心得ている。

顔は背けているが、隠しきれず興奮している秘部がギュッと絞まりヒダが陰茎に絡んで蠢きだすと皇毅は満足気に口の端を上げた。


「……尋問を始める」

「嫌、もう言いません……」

悪趣味な尋問官の肩をポコポコと叩きながら再び顔を背ける。
それならばと、身体を起こし皇毅は細腰へ両掌を添え自身を叩きつけだした。

「きゃ、!あっ、あっ…あっ、あん、……」

「言わなければ朝まで続けるぞ」

サラリと聞こえた耳を疑う言葉に玉蓮は驚愕し背けていた顔を戻して無表情で見下ろす皇毅へ瞳を向ける。

「そんなの、無理……、駄目です…せっかく良くおなりの皇毅様の腎経が……」

不興覚悟で空気を壊しに掛かる発言にもそろそろ免疫が出来ていた。

「お優しい医女様だ」

軽く流され、繋がる腰を回されると半端な刺激に視界が潤む。
この調子でネチネチと緩い刺激をされていたら、本当に朝まで続くかもしれない。
そう思うと本気で気が遠くなる。





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