ちらりと時計をみる。
この時間帯はあの人が帰ってくる時間。
「なまえ、ただいま。」
ほら、
「おかえりなさいっ!」
愛しいあの人が。
「今日は、お土産もって来たよ。」
そう言って手に持っていた袋を私に渡した。
中を開けてみると、スイーツが入っていた。
「わぁっ!ありがとう大介!」
「どういたしまして。」
「一緒に食べよう?」
「うん。…あ、スプーン持ってくるね。」
そう言って大介は台所の方へ行った。
スプーンを貰ってスイーツを口の中へ。
「ん〜、おいしいっ!」
「よかった。」
大介は優しく微笑んだ。
「それってどんな味がするの?」
「食べてみる?」
どうぞ、と私はスプーンにすくって大介に向けた。
「えっ?!あ…その、」
ふふ、照れてる。照れてる♪
そんなところが可愛かったりして。
「食べないの?」
「ぅ…。じゃあ…、」
(ホント、私の彼は可愛すぎです。)
2010/11/22