「なまえちゃん、」
「今日こそ、」
「「ハッキリさせよう / か /ね。」」
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「なまえちゃん!俺と付き合ってよ。」
この間、丹波さんにそう言われた。
特に私としては、何も思っていなくて…断ろうとしたけど、
「えー、なまえちゃん。俺と付き合ってくれないの?」
石神さんが話しに入ってきて、
そんなこんなで、断れなくなりました。
「あの、私はっ、」
「何なに?もしかして俺?」
「ないない!なまえちゃんは俺の嫁だもん。」
違います。
「聞いてくださいっ、私は…、」
「丹さんが好きなの?」
「違います!!」
「じゃあガミさん?」
「違いますっ!!」
じゃあ誰?
「私が…好きなのは……っ他にいるんですっ!」
シン…と静まるこの場。
変なことを言ってしまっただろうか…。
そっ、と2人の様子を伺うと、
――笑っていた。
「そっかぁ〜。なまえちゃん、好きな子いるんだぁ。」
「だよね。なまえちゃんもそう言う年頃だもんねぇ。」
あ、れ……?
どうしたんだろう。2人の様子が…、
「じゃあ、」
「なまえちゃんが、その人のこと、」
「「思えないようにしてあげる♪」」
どっち?
(私は…)
(どうしたらいいですか。)
2011.07.02