「ただいまー…。」
そっ、とドアを開けると部屋は真っ暗。
なまえは寝てしまったようだ。
今日も椿は、遅くまでイメージトレーニングをしていたのだ。
取りあえず椿は寝巻きに着替え、寝室のドアを開ける。
其処には、ぐっすりと眠っているなまえがいた。
ドアを閉めようとしたとき、なまえが起きた。
「ん、……だい、すけ?」
目を擦りながら椿をみる。
まだ、眠気は覚めてなく、ぼんやりとしている。
「ご、ごめんねっ。起こしちゃって…。」
「うー…、大丈夫…。
…大介っ、」
ん、となまえは椿に向かって、手を広げる。
そして、微笑んで、
おかえり
(お疲れ…さま、でし…)
(…!!(寝てる…っ!?))
2011.04.14