「ねぇ、なまえちゃん。」
「ふぁい?」
「俺様のこと好き?」
「ぐふっ、」
なまえは食べていたクリームパンを喉に詰まらせてた。
俺様はなまえの背中をさすってあげた。
「大丈夫ー?」
「っ佐助の方が大丈夫なのッ?!」
「へっ?何が。」
「何でいきなり好き…とか…!」
好きって単語だけで、そんなに顔を真っ赤にしないでよ。
ホント、なまえは可愛いなぁ。
「ちょっと聞いてる?」
「ん?聞いてるよ。……あ、」
「?なに…?」
「…ちょっと動かないで。」
なまえの方に手を伸ばす。
そして頬に手を添えて、唇の近くを舐めた。
なまえがビクっ、と震えるのがわかった。
「ちょっ…、何するの…ッ!」
「ほっぺにクリーム付いてたから、舐めた。」
「っっ!!舐めないでッ!」
「いいじゃない。なまえ、俺様のこと好きだし?」
そう言うとさらに真っ赤になったような気がする。
好きって証拠だと思う。
「俺様もなまえのこと好きだし。」
「っ……ばか。」
「なんとでも。」
(幸せって証拠。)
20111204