今日はマラソン大会です。


「お前には絶対に負けないアル!」

「俺がチャイナに負けるわけねぇだろぃ。」


「勝ったら俺と付き合ってくだs「死ねゴリラ。」


みんな走る前から元気だなぁ…。
私も頑張らないと…!



「位置について。よーい……どん!」


一斉にみんな走り出した。







「はぁ…はぁ…っ。」

何とか走ってはいるが…、



コース長いなッ!
何処までいけばいいのッ?!
そろそろ疲れてきたんだけど…!


何て思って走っていると、思いっきり足首をくじいた。


「いたっ!」


これは…ゴールできるのか?と心配するほどの痛みだった。
どうしようかと考えていると、後ろから誰か走ってきた。


「お。なまえじゃないですかぃ。こんなところで何やってんですかぃ?」
「総悟くん…!」


幸か不幸か。
総悟くんに事情を話すと、納得して頷いていた。


「そうかぃ…。なら、俺の背中に乗りな。」


そう言って私をおんぶする体制になった。


「そ、そんなっ!いいよ!」
「いいことなんてないですぜ。…あ、それなら、」


そう言って私の体を軽々と持ち上げる。
そして総悟くんの顔が一気に近くなった。

言うなら、お姫様だっこ。


「そそそ総悟くんッ?!なんで…ッ////」
「無理やりするには、これが一番いいんでさぁ。」


背中に乗せるより、走るのが楽ですからねぃ。と一言。
だとしても…!
これは……私が死んでしまいそう。

嬉しすぎて。ずっとこのままでいたい。


意外な一面
(貴方のその優しさに惚れました。)



20111206





「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -