「なまえちゃん。」
後ろから沖田さんに声をかけられる。
「沖田さん、どうしたんですか?」
沖田さんが私に近づいてくる。
すると、顎をくいっとあげられた。
「お、沖田さんっ?//」
「…なまえちゃん、大好きだよ…。」
「え…っ…。」
そして――…
「……沖田さんッッ!!!」
「!!」
勢いよくなまえは起き上がった。
「………………………あれっ?」
さっきのは夢だったようだ。
横を見てみると、その沖田が首をかしげてこちらを見ている。
「お…おおおおおおお、沖田さんッッ!!?」
「なーに、なまえちゃん?」
沖田はニヤニヤと笑いながらなまえに近づく。
「い、いえ…何でもありません……//」
そう言うと、なまえは沖田から少し離れた。
「ねぇ、なまえちゃん。」
「何ですか…?」
まだ沖田はニヤニヤしている。
「どんな夢見てたの?」
「え゛…。」
「何、言えないの?」
「…」
夢のことを沖田に話したらどうなることか…
そう考えるといい気がしないなまえであった。
「と…とにかく!着替えるので出てってください!!」
そう言って話をそらした。
「…はいはい。分かったよ。」
沖田はそう言い立ち上がった。
なまえは着替えるために後ろを向いた。
「――なまえちゃん。」
後ろから沖田に呼ばれる。
「はい?」
後ろを向くと顎をくいっとあげられる。
「えっ…お、沖田さんッ?!//」
「…大好きだよ、なまえちゃん…。」
(これって…これって……!!?////)
夢と同じようになってきた。
なまえが焦っていると、沖田の顔が近づいてくる。
「……………ぷっ」
「…へっ?」
いきなり沖田が笑い出した。
「え、え? 何で笑い出して…。」
「あはははっ、なまえちゃんって本当に面白いね。」
「????」
「もしかして…期待した?(笑」
「し、してないです!!!!」
沖田はなまえから離れて、何故か笑いながら部屋を出て行った。
足音が消えていったころ…
「……でも、」
なまえは呟いた。
「少し、やってほしかったかなぁ…//」
☆おまけ☆
「やってほしかったの?♪」
「え゛……居たんですかッッ!!?」
「うん☆」
「…(最低だ……!!)」
「やってあげるから、こっちにおいで(妖笑」
「怖いです…ッ!!」