ずっと一緒に



「げほっげほっ…。」

はい、みなさん。
こんちには、優里です。

私は風邪をひいてしまいました。
昨日、乙ゲーを夜中ずっとしていたからか…!!

だけど後悔はしていない…。
何故なら、
勝呂くんに看病してもらっているから!
風邪ありがとう!!←
こんな嬉しいことはないよ!


「お前、何考えてとんのや。顔にやけてんで。」


気持ちわる、と一言。
だけどそんなことを言いながらも、タオルを変えてくれたりしてくれる勝呂くん。
なんて優しいんだ…!


「勝呂くん…。」
「なんや?」
「風邪、うつっちゃうよ…。だから、」
「変なとこで気ぃ使わんでええ。」


心配するな、と微笑んだ。
その笑顔にドキドキが止まらなくなった。

あぁ…勝呂くん。
大好きだよ、誰よりも大好き。


「勝呂くん、ギューッてして…?」
「……はぁ?」


勝呂くんは、訳がわからない、という顔をした。


「一瞬だけでいいから……ダメかな?」
「っ…、少しだけやからな…!」
「ありがと、」


そう言って勝呂くんは私を抱きしめた。
あったかい…。
このまま寝ていけそう…。


「…お前、頭おかしくなったんちゃうか。」
「風邪のせいだよ。」
「…そうか。」


風邪のせいなら…何言ってもいいよね。


「勝呂くん、大好き。」
「っ?!」
「勝呂くんは…私のこと嫌い?」


そう言うと勝呂くんは顔を真っ赤にしていた。
多分私も真っ赤だと思うけど。


「お、俺は…っ。」
「…今すぐ答えはいらないよ。……ただ、


ずっと一緒に

(一緒にいて欲しいだけなんだ。)

(……ずっとは無理だと分かっているけれど。)


2012.03.20

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