0720 12:46



「そういえば、オールマイトってご結婚されてるんですか?」
「ぶほぉっ!?み、緑谷少年…藪から棒だな!」
「あっ、す、すみません!少し気になったので…」
「ンン…まぁ君にならいいか。してるよ。こんな役職だから、危険が伴うため公表はしてないけどね」
「へぇ…!どんな方なんですか!?」
「グイグイくるなぁ!強い人だよ、心も……ぶ、物理的にも」
「物理…?」
「俊典くん!!」
「キャー!来たっ、緑谷少年アレ、アレがウチの奥さんさ!」
「えっ!?アレって…」
「ちょっと牛乳買って来てって言ってからどんだけ待たせんの!?お昼ご飯出来ないじゃん!!」
「HAHAHA!済まない、生徒に会ってしまってね!」
「言い訳無用!!」
「アウチっっ!!!」
「ひぇっ!?お、おおおおオールマイト!?」
「…ん?アレ、君って…」
「ハイッ!?あ、ああああの僕っオールマイト先生に鍛えていただいている緑谷出久ともうしま…っっ!!!」
「あぁ、君が噂の緑谷少年くんかぁ!」
「僭越ながら!貴方は数年前まで活躍されていた重力を操る"グラヴィレイ"では…!!」
「あっはっはっ!よく知ってるね、結構マイナーだと思うけど!」
「いえいえそんな!活動期間は短いものの、貴方の残した逸話は色々存じ上げて…ってオールマイトの奥さんなんですか!?」
「まぁね。ウチの旦那がお世話になってます!」
「イヤイヤイヤ!!!むしろこっちがお世話になってます!」
「ぐふっ…そうだ、緑谷少年!一緒にお昼、しよ!」
「アンタは黙ってな。」
「aaaAAAAh!負荷ぁぁああ…!!」
「おおおオールマイトぉぉぉおおっっ!?」
「大丈夫、これくらいじゃ死なないから」
「死っ!?」
「まぁ、こんな役立たずほっといていいからさお昼食べてってよ。今日はグラタンだよ!……俊典くん、早く牛乳持って帰ってきてね?」
「イエッサァ…!!」

(姉御肌の奥さんの尻に敷かれるオールマイト。手酷く扱われるけど、愛はキチンとある)


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