甘えたさん





「そっち行っちゃやだ、太宰、」


「どうしたのかな、今日はやけに甘えたさんだねぇ」


「…うっさい」


「可愛いね、褒め言葉だよ」


猫でも撫でるみたいに、頭をわしゃりと撫でられた。
意外と手が大きいなぁとか、力加減考えてくれてるし、とか、考えてることは色々あったんだけれども、一言これだけ言っておいた。


「好き、太宰」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

文ストの夢、もっと増えれば良いと思います。


prev/back/next