あとがき

▽ 43〜47のあとがき


何がお気に入りって、題名が気に入っています。
自分で考えて付けているんですが、こういうのはどんなに変なものにしてもなんとなく良いものに見えるのだから不思議です。楽しい楽しい。

内容的にはイオとジン君のほぼ二人だけの空間。更に迷路と水族館という二つのある意味閉鎖された空間を使って、「二人きり」を余計に強調した話ばかりになりました。
また「恋愛」…と仮定しても問題ないような話が多かったと…自負しております。でも最終的には殺伐とさせました。
ここで確実なのは、ユイとイオが双子ということです。かなり抽象的な表現で双子という答えに辿り着かせています。
正直こんな抽象的でジン君らしくない方法で確定させねばならぬとは…! とかなり反省しています。ごめんなさい、ジン君。
次からはもう少しちゃんとした情報出せると思います。

さて、展開としては最初からこうしようというのが比較的まとまっていたお話たちでした。
「カーニバル」の部分は後から思いついたものですが、上手く入れることが出来たのではないかと思います。
以前にもメモかどこかで書いたと思いますが、こういう二人きりの閉鎖された空間・停滞している空気、時間等が大好きなので楽しんで書けました。題名共々お気に入りが多いです。
まあ、糖度なんて無いに等しいわけですが…。

全然関係ありませんが夏になるといつも思うのですけど、この季節独特の湿気の多い空気や夕方の涼しい風、大きな入道雲を文章にしたくてしょうがなくなります。
ここらへんのお話もそれを意識しながら、駄目だなあと思いながら書いていました。
まだまだだなあ。


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