※例のごとく永倉さまの一期一会の続きです!





「えっと…俺ら双子でさ、一応こっちが兄貴」


とりあえず鈴芽は隣で面倒くさそうに立っている鈴見をソラに紹介した。ソラは相変わらずの無表情でアイスクリームを食べている手を一体とめて、また鈴芽に質問する。


「あのあとどうなったんですか?」

「下級生に異能使うの大人げないですねーって言ったらキレられて喧嘩した。電流操作だっけ?あれが一回かすっただけ。あとは避けれた。で、ペンチ回収してまたスピーカー直しに行った」

「スピーカー?用務員でもやってるんですか?」

「能力の関係でよく頼まれるんだよ。そういえば鈴見、今日はバスケねぇのか?」

「今日は朝練だけ」


そう気だるそうに答える鈴見を見ながらこんな見た目な人でも部活入ってるんだと思うが当然顔には出さない


「にしてもアンタも大変だな。上級生に絡まれたり。男っぽいから余計に」

「は?」


鈴芽の言葉にソラは再び眉間にシワを寄せた。

まさか…今を入れてまだ二回しか会ってないのに解ったの?


「え、違うのか?」

「いや、…は?」

「え?」

「違わないけど…え?」

「は?」





――――――――――

そしてパス。異論は認めない。
パスじゃ





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