昼休み、目は購買の自販機で飲み物を買っていた。


「あ、やっほー」

「ん…あ、」


ガコンッ!

目が自販機から飲み物をとって顔を上げるとそこには色素が薄いのか、小麦色に近い髪色でショートヘアーの男。明るい雰囲気からして兄の明石ではなく弟の青哉だ。


「青哉か」

「青哉でーすっなに買ったの?」

「普通のスポドリ」

「なんだーてっきりチャレンジャーな目は柚子塩スパークリングを買うかと思ってたのに…」

「それ、不好評なんだぜ?ってか名前からして怪しいじゃん」

「まぁな〜俺もなんか買おっと」


そう言った青哉に目は自販機の前を避けると青哉は何にしようか選び始めた。


「お前こそ柚子塩スパークリング買えよ」

「んーかもなっ」

「え、」


ガコンッ!


「ちょっとチャレンジして見たかったしなっ」


にやにや笑いながら青哉は不好評と有名な柚子塩スパークリングを自販機から取った。冗談で言ったのにまさか本当に買うとは思わなかった目はぽかんと口を開ける。


「じゃあ飲んでみるか………むむ!」

「やっぱ不味かったか?」


「いや、結構いける!俺はだけど」

「マジか」






その後、目も青哉の柚子塩スパークリングを少し分けて貰ったがやっぱり口に合わなかった。



「お前の味覚どうなってんだよ。う〜…口の中変な感じする…」

「そうかな?まぁ人それぞれってことで!」







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