通常コラボ小説 | ナノ


※勝手に永倉さまの『Girls』の続きです!
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※日暗視点




















前々回のあらすじ。
ついに俺、性転換やっちまった。

前回のあらすじ
やっとシドレちゃんに触れた!あとワール…ワールくん?どっちでも良いか。が性転換した俺見て放心状態なっちまった。面白ぇな!






「んーどした?」

「!!」


シドレちゃんからちょっと離れて放心状態なワールくんの顔を覗きこむと最初のシドレちゃんみたく後ろに下がっちまった。

そーいや一階に来る時も色んな人の視線やら目線やら感じだな。性転換した俺ってそんなに凄いのか?すげぇな


「信じてもらえねぇ?じゃあ俺の胸揉んでみる「師匠!!自分から言ってどうするんですか!!それにそういうのはされるから良いんですよ!」……じゃあまたパーカー脱「いけません!」……ハイ」


ワールくんがまだ突っ立ってるから信じてないのかなーって思って色々試してもらおうと思ったけどシドレちゃんがまた腰回りに抱きついてきて阻止された。女の子って難しいな…つか腰回りさわられると変な感じする。これが俗に言うえっと…なんだっけ…まぁいっか!シドレちゃんが触ってきてくれてるし!

シドレちゃんってさーさっき俺に抱きついた時みたくよくちょっと危ないコトを話始めるけどとってもいい子なんだよな〜。ってかシドレちゃんがどんな性格でも俺は好きだ。うん。


「シドレちゃん、俺今すげー幸せ。だって君に触れるんだからなっ。まぁシドレちゃんのコトを配慮して俺から触るのはやめとくけど。もし心にどんなトラウマや闇があったとしてもこうやって自分を隠さないで自分らしく生きてる奴大好き」

「はい?」


シドレちゃんが不思議そうに見上げてくる。今俺恥ずかしいコト言ったっけな?
ってかワールくんに説明してたせいで時間がもう10分ぐらいしかねぇ…!


「あ、ワールくんワールくん。ちょっと来なさい。」

「は、はぁ…」

「まぁだビックリしてんのか?だったらワールくんも性転換させちゃうぜ?」

「はぁ!?」

「し、師匠!」


ワールくんはもちろん、さすがのシドレちゃんもそれは気が引けると言うか、許せない様で声を張り上げた。若い子からかうのって楽しいな〜


「冗談だよ冗談!するにしてもワールくんの情報が足りなさすぎて出来ないっての」


俺が言うと当然、二人は首を傾げた。
んーこりゃ説明しないとダメかな…


「想像するって言っても複雑だってこと特に身体変えるのはな。ワールくんを性転換させようにもワールくんの心臓のリズムとか内臓がどうなっているかとか口調、クセ…それらを全部覚えてからやっと出来るんだよ。性転換は自分の身体だから出来たの」

「なるほど…では全世界の男の人達を女の子にさせるのは…」

「体力や精神的にも無理だけどその前に情報が足りないからダメだな。あ、イヨなら性転換させられるかも!」

「そしたら私が触れないじゃないですか!さっきも言いましたがするならデレデレにしてくださいっ」

「精神までは想像出来ねぇよ…」


いや、実際できるけど。
イヨの場合『特殊』だからな〜。まぁそれは他人に言わない方が良い。つか言いたくない。

シドレちゃんに若干の嘘をついてしまったけど仕方ないよな。
やっぱりさ、この能力って他人から見たら怖いんだろうなー…それなりに1日三回までとか使用限度はあるけど


「俺の前で変な話するなよ…」


そんな話をしていたら放心状態なワールくんが呆れた様にやっとまともな口を聞いてくれた。


「あー悪ィ悪ィ!にしてもそんなこんなであと10分…どうしよっかな…んー…あ、」

丁度ワールくんと目があった。
それはワールくんも気づいたらしく性転換した俺からすぐ目を背ける。変なの、さっきまではジロジロ見てたくせによー

…そうだ、良いこと考えちゃった。
ほら、よくあるじゃんアレ、漫画とかでさ〜せっかく女の身体になっちまったし、ワールくんの反応面白いし。やってみるかなっと


「はい、これ本物なっ」

「!!?」


隙を見てワールくんの腕を掴んで自分の方に引き寄せてみた。そしたら丁度良い角度で意外とデカイ俺の胸にアイツの体があたった。


「師匠!?」

「だってだってーワールくんさっきから俺のこの身体の感想言わないし、もしかしたらまだ疑ってんのかなーって思ってさ〜」

「離せよ!力強っ…一応今だけ女なんだろ!?」

「おっ!ワールくんこそ意外と力強いな〜でも手合わせと階段降りただけで息切らしちゃダメだぜ?」

「なんで手合わせのこと…!だから離、」

「なんとなく硝煙かな…銃の匂いするし、まだ手合わせした時の緊張の糸がほぐれてないだろ?体が強ばってる。まぁこんな職業じゃ緊張の糸は張っとかないといつ殺られるか解らなねぇけどな」


シドレちゃんがなんという観察眼!と褒め称えてくれた。まぁこれでも200年近く革命やったりしてるしな、とりあえず隊長だし。…俺含めて三人しかいないけど



「――――――――っ。」

「師匠?」

「何でもねぇよ。ワールくん力強くて腕ひねっちゃった〜ワールくんひどーい」

「キモい」


ちょっと女の子っぽく言ったらワールくんにめっちゃ蔑まれてるような、呆れた、軽蔑されたような目線で見られた。ショック。ちなみにまだワールくんの腕掴んだまんまだぜ。


「ちぇっワールくん連れねぇな!」

「師匠腕大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫っ!半分演技だって」


本当は体キシキシ言って少し痛いけど一時間に設定したから一時間きっかりで元に戻るし、一時間より早くに能力切ると反動デカイし…

さて、ワールくんの反応も見れたし、残り九分どうしようかな





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