通常コラボ小説 | ナノ


※イヨ視点、ツバサくんと本格的に付き合うちょっと前…だと良いな←








だから、嫌なんだ


街に出る度何故か偶然アイツと逢ってしまうし、いつの間にか電話番号とメールアドレスを交換してしまったからよく連絡が来る。

しかも事有るごとに触ってこようとするし隙有らばキ、キス…とかしようとするから対処に困る

殺してやりたいけど不老不死とかいうふざけた能力で死なないし、だからどれくらい銃を撃っても殺傷能力が高い棘(イバラ)を刺しても『何照れてるの?』で終わる。

冗談抜きでゾンビ並みにしつこい奴だ


そもそも私にくっついて何の得があるんだ?

性格も男っぽいしすぐ手とか足とか出るしそもそも生きてて約250年、俗に言う恋愛をしたことが無いからどうすればいいか解らない。
そんな私は多分…と言うか絶対他の女と違う。


ほら、今日もまたアンタは私の隣に居て、何を考えているか解らない顔でくっついている。

十闇とはまた違う感覚で、そのせいで調子が狂ってしまうんだ。




なのに離れると寂しくなったりメールが来て嬉しいなんて絶対言えない

だからこれも絶対言えない





ツバサ、アンタはずるい奴だ。








でも、嫌いではない。







END


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嫌いではない=好きっていう意味に気づいてないイヨの話






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