present


ある雨の日、びしょ濡れの猫を拾った。私にとってはそんな感じ

…だけど周りから見たらそれはきっと違う。だって私が拾ったのは…

「Hey莉兎腹減った」
「知るか、自分で作れ」

容姿端麗、文武両道学校一のモテ男伊達政宗だからだ。
私が拾ってやったあの日以来何故かコイツは私の家に住み着きやがった。
最初の頃は鬱陶しかったさ。あぁ。
何度殺してやろうかと思ったことか…

「料理出来るんだから自分で作れ今忙しい」
「俺はアンタの作る飯が食いてぇ」
「…夕飯は作るから昼飯は頼んだ」
「OK!その言葉忘れんなよ!」



でも今は…何故だろうな、こんな生活も良いな…と思えてきた

「なぁ莉兎、何が食いたい?」

コイツが居るからだろうか?…認めたくないけどな



「政宗が作るのなら何でも」






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