Night Blindness
01



―昼休み 第4校舎3階生徒会室―

四人が転校して来て一日が経った今日。
生徒会の仕事をするから生徒会室に来て
と、雅弥からメールが来たため四人そろって生徒会室まで来た…のだが

扉を開いた所で四人が固まった。

生徒会室で本来の仕事をしているのは生徒会長用の机の前でパソコンを弄っている雅弥だけだ。
他のメンバーは自由気ままに昼休みを満喫している。
自分達にも自由に過ごさせろと言いたい処だがそうもいかない。
支部で生徒会長(その補佐)をしていたといってもそれは支部での話。
支部と本部では仕事内容が全く異なる。

つまり此処では彼等は何も知らない子供同然。そのため本部の生徒会役員の指示が必要なのだが…

「何処の無法地帯だよ…此処は」

寝てるし漫画読んでるし銃の整備してるしフード(うさ子)とイチャイチャしてるし…
唯一仕事してるのが生徒会長補佐って…よくこれで今までやってこれたよね…

仕事をしない生徒会

これが彼等に対する佐助の印象だ。まぁ、全くその通りのため反論出来ないのだが…。

政宗と元親も呆れ顔だ。
唯一幸村だけが何故入らないのだ?と言いたそうな表情で佐助を見る

俺様としては今直ぐこの扉を閉めて教室に帰りたいんですけどねぇ…

佐助の願いも空しく、彼等に気付いた雅弥の笑顔が四人に向けられた時点で入室する以外に選択肢は無くなってしまった。

扉開けてこの状況見て直ぐに閉めてこの場から立ち去ればよかった…

と今更後悔してみるがそれはもう遅い。
政宗と元親は佐助の肩を叩き中に入って行ってしまった。幸村もそれに続く。

「ヤッホー!!」

疾風の声とそれに続いて繰り広げられていく会話に耳を傾けながら佐助は諦めたように一歩を踏み出した。



もう後には引けぬ一歩を




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意義=理由

佐助は苦労人ですす。まともな奴が全くと言っていい程居ませんからね←
そういえば元親全然話してない…ごめんアニキ(笑)






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