2018-9-30 Sun 14:18
さまときさまが仕事で中々帰って来れない日々が続いたら、ループとかの怖い夢見る撫香はいる……。
さまときさまが帰ってきたら飛び付いて離れない。理由聞いても答えないからとりあえずソファーに座って煙草吸いながら髪を梳いたりしながら落ち着くまで待つ。
「で、どうした?」
「毎日、毎日、夢を見るんです。あの日の父さんみたいに血に染まった左馬刻さんが、冷たくて、呼んでも返事をしてくれなくて、いつもみたいに微笑んでくれなくて、冷たくて冷たくて」
「撫香」
「私の腕の中で冷たくなっていく時もあって」
「撫香」
ぐいっと無理矢理自分の方向けてうわ言を繰り返す口を塞ぐ。うぐうぐ言ってるのが甘い吐息に変わるまで、自分に寄り掛かるようになるまで口内を蹂躙し続ける。
「ぅ、あ…さまとき、さん」
「ちゃんと俺を見ろ。テメーの前にいる俺が死んでるのか生きてるのか、自分の目で、肌で確かめろ」
撫香が体中弄るのをなすがままされるがまま。頬ずりしてキスしてさまときさまが生きてるってのを実感できたら「もっと、もっと左馬刻さんを感じさせて……?」っておねだりするから そのままソファーに押し倒す……
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テーマ「人外ファンタジー」
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