2018-11-11 Sun 0:44
さまなで同居し始めてからのご飯事情を考えてたんやけど、さまときさまって料理しなさそうやし撫香はそもそも出来ないから基本的に外食。朝は、さまときさまがあんまり起きてこないし撫香も学校に行く時だけ起きるからパンとかが多そう。昼は別々やけど夜は一緒に食べることが多そう。
日に日に撫香の指に絆創膏が増えていって心配してるさまときさまはいる。理由言いたがらないしイジメとかの類じゃなさそうやから放置してるけど。ある日、たまたま、家に帰ったら学校かもしくは外にいるはずの撫香がいてしかも料理してて、びっくりしてる。きゃーきゃー言いながら料理本見ながら
頑張って作ってる。確かにカードは好きに使えって渡してるけど明細とか気にしたことなくて。冷蔵庫もビールやら取るだけで野菜室とか冷凍庫とか開けないから撫香が料理練習してるとか全然気づかなかったさまときさま。しばらく観察してると出来上がったらしいものを食べて苦いやらなんやらうんうん唸ってる。
さまときさまの味の好みも分からなくて余計悩んでるところある。新しく出来た傷に絆創膏貼るために振り返ったところで壁に凭れながらこっちを見てたさまときさまと目があってびっくり。いつからですか?とか慌てて色んなこと聞くし誤魔化そうとするけど全部無視して撫香が背中に隠した料理を行儀悪く手で掴んでぱくっと食べちゃう「ん。まあ悪くないな」「料理とかした事ないのであの、もっと美味しくできるようになってから……!」って懇願する撫香をキスで黙らせて味付けはこっちのが好きだのなんだの注文付けてな撫香の手を取って絆創膏一つ一つに「俺様の知らないところで俺様のモンに傷付けてんじゃねぇよ」っておこ。それからはさまときさまに味見してもらってさまときさまの好みの味を覚えていく期間に入る。撫香が誤って怪我しないように自分の前でしか料理させない。指気ぃつけろよとか母親みたいなこと言いそう
しばらくすると「さまときさまの好みの味付けを完璧に覚えた栗花落撫香」が出来上がります。ちなみに撫香が料理を頑張りだしたのは「家族と食卓を囲みたいから」
誰かと食卓を囲むって事に憧れてることあるからお呼ばれしたりとかして大人数で家でご飯だべるのとかむっちや喜ぶ。マットリは撫香がそうやから事務所で理鶯の普通の料理食べたりする機会が多いのでは?
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