※最後の方アルファ×天馬×ガンマ3人で直列


フェーダ控え室


SARU「フェイ、良かったね」
フェイ「何が?」
SARU「2月14日に君が天馬からチョコをもらえないように、フェーダに帰らせるタイミングをわざと
   バレンタイン直前にしたんだ。おかげで君だけ天馬からもらって僕の嫉妬を買わなくてすんだ」
フェイ「いかにもモテない奴の考えそうなことだね。僕は最悪、デュプリからチョコをもらうから平気さ」
SARU「相変わらずフェイは時々ひどいね。だからデュプリ以外の女の子に一つももらえないんだよ」
ギリス「ぷw低レベルの争いw」

フェイ「なんだギリスか。太陽そっくりの声でリア充なんて、二重の意味で僕に喧嘩売ってるの?」
SARU「許してやってよフェイ。ギリスは女の子からチョコ一個しかもらわないんだから、
   デュプリ二人の君より少ないよ」
ギリス「こういうのは量より質だよ」
ガロ「質より量だぜ。メイア、俺にもチョコよこせ。どうせ何個か手作り失敗したやつがあるんだろ」
メイア「いやよガロ。自分で買って食べなさい」

SARU「ザナーク・アバロ二ク、君も僕らモテない男の仲間だよね? チョコなんかもらわなくても
   生きていけるよね?」
ザナーク「そう言うと思ったが俺はもらうぜ。
   だがチョコを貰うために駄々をこねるのは俺のやり方じゃねえ。
   自ら身を投げ出し、向こうから飛んでくるのを待てばチョコはやって来るのさ」
メイア「どういう状況でそうなるのか全くわからないわ」
フェイ「それって、誰かがあげそこなったり、あげる直前に破局して要らなくなったチョコが
   台風クララジェーンに乗ってザナークのもとに届く、とかそういうこと?」
ザナーク「そうだ。うらやましいか、俺のクララジェーンが」
一同「全然」


一方エルドラドチーム03


レイ・ルク「…キャプテン。フェーダで低次元な話し合いが行われています」
天馬「レイ・ルクってそんなことまでわかるの!? 未来ってすごいな」
太陽「バレンタインの話をしているのかもね。僕は今年も全国のファンから大量のチョコをもらったよ」
信助「うらやましいな〜太陽。僕にもチョコわけてほしいよ」
トーブ「天馬はもらってないのか?」
天馬「うん、まだ0個…」
霧野「実は天馬宛に部にたくさん届いてはいるんだ。お前のファンは女の子もいるが
  変質者も多い。だから、先に俺と太陽で危なそうなのをよけてから渡そうと思う。それでいいか?」
天馬「はい! 俺うれしいです!」
トーブ「ディフェンダーはキャプテンを変な奴から守る役目もあるんだな。オラ一つ賢くなったぞ」


葵「みなさん! 私達マネージャーと黄名子ちゃんからチョコのプレゼントです!」
天馬「うわぁおいしそうな匂い! ありがとう葵、俺お菓子大好きなんだ!」
霧野「生チョコなのか…本格的だな」
浜野「ちゅーか時間かかったんじゃね?」
太陽「練習とミーティングの合間に作ってくれたんだね」

レイ・ルク「私は通常の食物は摂取できません。私の分はキャプテンのものです」
天馬「そっか、レイ・ルクはアンドロイドだもんね。俺が代わりにもらっていいのかな?」
浜野「もらえるものはもらっとけばいいんじゃね?」

信助「おいしい!! イチゴソースまで入ってる!」
天馬「信助はおいしそうに食べるよね。あ〜んして」
信助「あ〜ん。天馬、口の端にチョコついてるよ。取ってあげる」
天馬「取れた? ところでレイザたちはエルドラドのみんなにあげたりするの?」
レイザ「エルドラドは個人主義だ。分け隔てなく全員に食べ物を贈ったりはしない。
   でも…試しに作ったのが一つある。とりあえずキャプテン、これを後で食べてくれ」
天馬「レイザまで俺にくれるの? お返ししなきゃ…」
レイザ「必要ない。味見してもらうだけだ」
天馬「気づいたら俺、いっぱいもらっちゃってるな…そういえば、フェイどうしてるかな。
   俺トイレ行くついでに見てきます」


再びフェーダ


メイア「さっきから顔色が悪いわよフェイ。どうかしたの?」
フェイ「久しぶりに戻ってきたから空気に慣れてないんだと思う。外に出てくるよ」
支援者X「……」
SARU「支援者X? フェイが帰ってきてから落ち着かない様子だけど。おじさん変態なの?」
支援者XoOО(私が変態であることは否定できない…)


廊下


天馬「あっフェイがいる! フェイ!!」
フェイ「…天馬。僕に何か用?」
天馬「えっと、特に用じゃないけど、今日バレンタインだったなって」
フェイ「……」(天馬がチョコをくれるのを待っている)
天馬「俺たくさんもらったんだ! フェイは何個もらった?」
フェイ「まだゼロだけど。そんなことを言うためだけに僕を呼び止めたの?」
天馬「そうじゃないよ…! 俺はただフェイと話したくて…」
フェイ「悪いけど今の僕は君と話せない。フェーダルームに帰るよ」
天馬「フェイ…」



天馬「さっきレイザがくれたチョコ…ちょっとだけ食べてみよう。
   あっ甘い! チョコの中に薄いパイ生地がミルフィーユみたいに重なってて、
   カスタードクリームと砂糖が何層にもなってて凝ってる! うん、すっごくおいしい!
   甘いもの食べると幸せになれるなあ。…ん…ぁぁ、あれ? なんだか体が変な感じ…
   ここ廊下なのにオナニーしたくてたまらなくなってきた…どうしよう、
   我慢…しなくちゃ…ミーティングルームに帰らないと…あぁ! 歩こうとしただけで、
   気持ちよくなっちゃって動け、ない…」
トウドウ「どうした天馬くん。具合が悪くて立てないのかね?
     部屋まで運んでやろう。君のチームの皆には私から言っておく」
天馬「トウドウ議長…俺、運んでもらってるだけなのに勃っちゃった…恥ずかしい…」


その頃のエルドラドチーム03


信助「レイザ、天馬にあげてたチョコってどういうの? 僕食いしん坊だから興味あるんだ〜」
レイザ「媚薬入りチョコだ。一口食べただけでしばらくの間発情してどうしようもなくなる。
   この後どうなるか見ものだな」


エルドラドチーム02


オルカ「天馬が媚薬チョコ食べて一人で部屋にいるんだってさ。いいじゃんベータ、行っちゃいなよ。
   こんなチャンス滅多にないよ」
ベータ「フェイさんと天馬きゅんのすれ違いに便乗しちゃうんですか? さすがに腰が引けちゃいますわ。
    あまりに空気読めちゃってないっていうかぁ」
オルカ「それもそうか。ねえ、さっきからアルファとガンマがいないけど?」
エイナム「二人なら我先にと松風天馬の宿舎に夜這いに行きました」
ベータ「あの腐れチンコ共爆発しやがれですわ」


天馬の部屋


天馬「オナニーしたい…でもそんなことしたらフェイの事が頭に浮かんじゃう…
  つらくなるから今日は寝なきゃ。試合もすぐだし」
アルファ「松風天馬…君の事を考えると胸が疼く。今夜はここで寝かせてくれ」
天馬「アルファ……一緒に寝てくれるの? あまりくっついちゃだめだよ、さっきから俺、
   あ…体が、変なんだ…」
アルファ「心配は不必要。私も体の奥が熱い、発情する…これよりお前を押し倒す」
天馬「あっそんな! ジャージ脱がされちゃう…アルファも、その……したい気分だったの?」
アルファ「イエス。顔を真上に向けて口を開けろ」
天馬「こう? ひゃ、ひゃめてよ…ぁん…らめぇ! ちんこらめぇえ!」


バンッ


ガンマ「アルファの分際で天馬とぺロチューなんて世界の終末だね。さあ、このボクと交代するんだ」
アルファ「ノー。先に来たのは私」
天馬「シングルベッドに三人も乗ったら狭いよ!」
ガンマ「天馬きゅんの言うとおりさ。アルファ、君が下りろ」
アルファ「ガンマに譲るつもりはない」
天馬「喧嘩はやめてよ二人とも!! 俺の両隣に二人が寝ればなんとかなるよ!」
ガンマ「わかったよ天馬きゅん。そうしよう。天馬きゅんの体の半分は今からボクのものさ。
   今日もしゃぶりつきたくなる可愛いうなじだね」
天馬「前と後ろから二人にはさまれてる…満員電車で痴漢に遭ってるみたい…!」

アルファ「それはそうとガンマ、一つ疑問がある。君は天馬のどこを気に入ってここにいる?
    答えが顔だけなら、SARUのところへ行ってくれないか」
ガンマ「何もわかっていないんだねアルファ。ショタとはひとつの美の完成形で、
    ボクはそれを愛でているのさ。性欲を満たすために襲っている君と一緒にしないでもらいたいな。
    それよりアルファ、天馬きゅんの背中に手を回さないでくれるかい?
    このボクの脇腹に君の手が当たって気持ち悪いじゃないか」
アルファ「ガンマこそ、天馬の足の間から君の足がこちらに来ていて気持ち悪い」
ガンマ「このボクの美しい足を気持ち悪いだと!?」
アルファ「それほど美しさを感じない」
ガンマ「ぐ…言ったなアルファ! 天馬きゅんを触りながら殴り合いは出来ない、頭突きで勝負だッ!」ガン
アルファ「望むところだ」ガンガン
天馬「仲間なんだから二人とも仲良くしてよ…手から俺の体に振動が伝わってる…感じちゃう!」


フェーダルーム


SARU「天馬の部屋では3Pが始まったよ。メイア、ガロ、どう思う?」
ガロ「ショタコンとはなかなかいい趣味してやがるぜあいつら」
メイア「セックスは下等な人たちの遊びよ。ギリスもそう思うわよね」
ギリス「」(涙目)
SARU「まあまあ、僕らの遺伝子だってセックスがなければ生まれなかったんだし。
  僕らはおとなしく天馬のセックスを見守ろう」
ガロ「フェイのやつ、難しいツラしてやがるな。お気に入りを取られて悔しいのか?」
フェイ「取られたとは思わないよ。僕にはもう天馬と寝る資格がない。それだけ」
   oOО(仕方ないって諦めようと思えば思うほど、どうしてこんなに気分が晴れないんだろう…)


天馬の部屋


天馬「二人とも、いつまで頭突き合戦やってるの? 明日は試合なんだからいい加減やめてよ!」ゴンッ
アルファ「天馬の頭突きNOOOOOOOOO…」
ガンマ「なんて石頭だ…ス、スマート…プレイの続きを…天馬きゅん、このボクに挿れてみないかい?
    今日の君は入れる側でイキたがっていそうだ」
天馬「えっと…こうでいいのかな? う…俺のちんこがガンマに入っていく…すっごい締め付けてる…
   俺の透明な汁でベトベトになってる! 大丈夫?」
ガンマ「Oh…天馬きゅんの棒♂がこのボクにストライク…」
アルファ「では私は天馬に後ろから挿れる」
天馬「なっ何してるのアルファ! これって三人直列!? 無理だよそんな、あ!あああぁー!!」
ガンマ「二人分の体重がこのボクに…スマートなボクが壊れると思わないのかいアルファ!」
アルファ「思わない。それより誰かがこの部屋を監視している。スフィアデバイス、探索モード…
    フェーダルームと繋がった」
天馬「フェーダがこの部屋を!? ああっ…フェイに見られてるってこと!?
   フェイ!! 聞こえる? フェイ!!!」

フェイ『聞こえるよ天馬』
天馬「フェイあのね! 正体が何だろうとフェイは俺たちの仲間だから! 敵じゃないって信じてるから!!」
フェイ『その二人とプレイしてるんだろ? 僕を呼ぶところじゃないよ。それだけ。もう切るよ』
天馬「あ……」

アルファ「そろそろイク。それでは三人一緒に」
天馬「ごめんアルファ、俺もう出しちゃった…さっき」
ガンマ「フェイの言葉に対して『あ…』ではなく、イった『あ…』だったんだね。
   セックスしながら第三者と話すとそうなるね。ボクはもっと早く出したけど」
天馬「もしかして俺が入れた直後の『Oh』で速攻出してたの?」
アルファ「早い、早漏…ww」
ガンマ「何でも早いに越した事はないんだよ。何を笑っているんだッ!」


フェーダルーム


SARU「見なくてよかったの? フェイ」
フェイ「うん……」
SARU oOО(この様子じゃ、フェイはもう一度天馬たちの側につきそうだな…)


おわり







 
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -