〜太陽さん非モテ疑惑の巻〜

雷門中

天馬「奥さんセンター選挙、大変だったよ…秋ねえと夏未さんと冬花さんが円堂監督の家にいて、
  誰が一番か俺に選べって言ってきたんだ。怖かった…」
狩屋「乙としか言いようがねえな」
太陽「冬花さんまで!?天馬、女性恐怖症になってないよね?」
天馬「なったかも…俺、女の人と普通に話せる自信なくなっちゃった」
フェイ「それはそれでいいんじゃ(苦笑)?」
剣城「いや、音無先生もいるし、部内は男ばかりじゃない。なのにキャプテンがそれでは部員が困る」

輝「かわいい女の子に天馬くんの隣にいてもらうようにすれば、
  天馬くんも女の子に慣れるんじゃないでしょうか」
狩屋「で、それ誰なんだよ」
信助「フェイのデュプリのマントちゃんは?すっごくかわいいよね。どう?フェイ」
フェイ「マントは僕がはべらせる専用のつもりだったんだけど…天馬のためならいいよ。おいでマント」パチン
マント「…サッカー以外で何の用?」
狩屋「愛想悪すぎだろ。チェンジ」
マント「…」イラッ
フェイ「違うんだマント、天馬が女性恐怖症だから部員みんなのためになんとかしなくちゃだめで、
   これもサッカーのためなんだ」
マント「くだらない悩みだな。帰る」
天馬「ひぃぃぃ怖い…!!」

狩屋「あんなどぎつい奴に側に来られたら、天馬くんじゃなくても引くって。
  もっとマシな子いるだろ?」
神童「そうだ。もっと優しくてひたむきで健気で、真っ白な心の人がいい…」
剣城「先輩、豆腐屋の娘をけっこう引きずってますね…」
信助「じゃあフランは?映画で天馬といい感じだったし」
フェイ「それが…フランは僕らの下ネタにドン引きして以来このスレに寄りつかなくなっちゃって」
太陽「僕らというか主にフェイ君だったけどね」

ガンマ「お困りのようだね君たち。天馬きゅんの苦手なものを無理に関わらせる必要はないのさ。
   わがエルドラドの美女たちがスイーツを食べながらキャッキャウフフしているのを見せてあげようか。
   レディーに対する印象が変わるはずだよ」
狩屋「エルドラドの美女?嫌な予感しかしない」

『監視モード』ギュイーン


セントエルダ市街地 昼下がりのカフェ (エルドラド女子がチーム雷門連中の話をしている)

オルカ「ねえねえ、ここだけの話さ、チーム雷門で誰がタイプ?
   天馬が可愛いのは言うまでもないからそれ以外で。
   レイザは神童でしょ?堅物系好きそうじゃん」
レイザ「髪の長い男は好きじゃないな。オルカは身長気にするから剣城?」
オルカ「私モミアゲ巻いてる男ムリ。ベータはフェイに面と向かって可愛いって言ってたよね」
ベータ「圏外かなぁ。全力で私に尽くしてくれる男じゃないと嫌」

レイザ「チーム雷門で女にモテるの誰だろう?神童か霧野?」
オルカ「んー、神童は紳士だし霧野は宝塚みたいな喋り方だしぃ、
   わからなくもないかな。私はどっちもタイプじゃないけど。
   っていうか天馬ってモテないの?」
ベータ「愚問ですぅ!天馬はイナズマのサッカー関係者全員にモテてるのぉ!」

オルカ「あと雨宮太陽ってモテるんじゃない?イケメンだし優しそう」
レイザ「そういえば雨宮が、バレンタインにチョコレートがトラック一台分届くって自分で言ってたらしい」
ベータ「トラック一台?エイナム、あの時代のトラックって荷台にどのくらい積めるの?」
エイナム「はい、軽トラが350kg、小型が2トン、中型が4トン、他1トンのバンタイプや大型、運行用車両などがあります。
    積荷の体積にもよると思いますが」
レイザ「雨宮本人がトラックと言うからには軽やバンじゃないだろう。2トン=2000kg=2,000,000gだから
    板チョコ一枚50gとして2トン=40000枚分か!」
オルカ「女の子100人が平均ひとり板チョコ400枚分相当を雨宮にあげれば2トンって事?」
ベータ「あげるわけねぇだろ、んなもん」
オルカ「勘違いしちゃったんじゃない?トラック見ただけで全部僕のだ!ってwwアハハwwww」
ベータ「何それ残念な男。エイナム、カフェラテおかわり持ってきて」
エイナム「は、はい!」


雷門中

神童「…」oOО(髪の長い男はだめなのか…)
剣城「…」oOО(モミアゲ否定された…)
ガンマ「気の毒にエイナム…」
太陽「…」oOО(…………………)
天馬「大丈夫さ太陽!太陽が女の子からモテてることは俺たちみんな知ってるよ!」
太陽「…絶望した!僕はもとから天馬ひとすじだけど、好き放題言われてさらに女の子に絶望した!」
剣城「雨宮…絶望絶望って微妙に磯崎みたいになってるぞ」
フェイ「でも太陽って女の子に興味ないわりに、モテ自慢したり週刊誌読んだりしてるよね」
太陽「だって僕、新雲ではノンケで通してるし」
フェイ「まあ、それもひとつのありかただけど。それよりガンマ、狩屋の嫌な予感が的中しちゃったじゃん」
天馬「俺ショックだよ。女の子たちがあんな事しゃべってるなんて…」
ガンマ「天馬きゅん……うわっ動揺して手が滑ってスフィアデバイスが…ッ!!」

『ムーブモード』ブーン


ふたたびセントエルダ市街地 昼下がりのカフェ

ガンマ「操作誤爆した」

ベータ「ガンマと、チーム雷門のメンバー…そういうことか。俺たちの会話覗いてやがったなガンマてめえ!!」
オルカ「うわ、雨宮もいるし」
太陽「いるよ。無茶苦茶言ってくれたね君たち」
レイザ「実際どうなんだ?2トンのチョコとやらは本当に届いたのか?」
太陽「そんなにあるわけないよ。平型トラックの荷台に僕宛のチョコが、包みが数百個はあった。
  普通の自動車で運べる量ではなかったね」
エイナム「平型ということは、軽トラックだと思われます」
オルカ「なーんだ、年末らしく景気のいい激モテ話を期待したのに」
レイザ「十分激モテだと思うぞ…雨宮はこの上にラブレターももらっているわけだし」

フェイ「天馬は女の子からラブレターもらったことある?」
天馬「ファンレターっぽい手紙なら一応…」
SARU「この時代なら告白はラブレターよりメール送信が主流じゃないの?」
フェイ「SARUいたの。透けてたから気づかなかったよ」
神童「鞄や机の中に小さいメモや手紙が入っていてもしばらく気づかないことはある。
   確実に届けるならメールだな」
ガンマ「ボクも熱烈なラブレターをもらった事があるのさ。
   『愛しのガンマ様 貴方は私の騎士 by 匿名希望』と書いてあった」
オルカ「それ私が悪ノリして書いたやつ。ごめんね(てへぺろ)」
ガンマ「何だとーーーーーーッ!字をよぉぉぉく見て、ダーナだと推理して有頂天だったのに!」
レイザ「ダーナは男に興味ないと思うよ」
ガンマ「ス……スマート…」バタ
ベータ「まあ、ガンマが気絶しちゃった。放って行きますぅ」


剣城「それより大丈夫か天馬」
信助「僕も天馬が心配だよ…」
天馬「剣城、信助…!みんながいれば俺、きっとなんとかなるよ!」ギュ
フェイ「天馬が自分から抱きつくのはやっぱり剣城と信助か…見せつけてくれるじゃん」
天馬・剣城・信助「だろ?」
SARU「透けてる僕は次の放送までに透けてない僕に戻るから、天馬、頑張ってねぇ」
天馬「それじゃあスレのみなさん、よいお年を!!」







 
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