暑さが身に染みるような、日が照り付けている陽気の午後。
さらさらの砂に、海底が透き通るほど真っ青な海が太陽の光を反射していた。
そんな美しい海で、紺色の生地にサッカーボールが無数に散りばめられた海パンを穿いたコロネのような髪型をした茶髪の少年、松風天馬が泳いでいた。
ほどよく冷たい海水が天馬の全身に触れ、火照っていた天馬の身体を冷やしていく。
天馬は気持ち良さに、目を瞑り、全身で海を感じていた。
そんな時である。突如、さらさらと感じていた海の水ではない、針に突き刺されたような激痛をお尻に感じた。
あまりの痛さに身を強張らせた天馬であったが、クラゲにでも刺されてしまったのかと、痛みの部位である、お尻の方へと視線を向けた。
すると、天馬の海パンの隙間から、ふよふよと黒い紐のような物が出ていた。
よく見るとそれは紐ではなく、魚のような尾びれであった。天馬はその細い灰色の紐のような尾びれに見覚えがあった。
それは、最近テレビで見た事がある魚――カンディルという生き物である。
カンディルとは、ナマズの仲間で、アマゾン川の南アメリカの熱帯地方に生息している肉食の淡水魚である。
そのカンディルが日本の海に生息していることなど、ありえない。
(カンディルがどうしてこの海にいるの?)
天馬は激痛に耐え、ちらと海パンの隙間からふよふよ動いている見える尾びれを見た。
どうやらカンディルが交尾をしようと、海パンの隙間からちょうど入り込み、天馬の尻穴に入り込んでいるようである。
ふよふよとカンディルが動くと、天馬のお尻から激痛が奔った。まるでお尻に太い注射を刺されているような感覚である。
天馬は激痛の理由が分かると全身を身震いさせ、痛みに耐えようと両足をキツく閉じ、内股になった。

(痛い、早くなんとかしなくちゃ……)
激痛に耐えながら天馬は海パンからはみ出て動いているカンディルの尾びれを掴み、カンディルを引き抜こうと両手で尾びれを引っ張った。
しかし、びくともせず、カンディルは天馬の尻穴にすっぽりとはまってしまっていた。
その時、尾びれを引っ張られたカンディルが抵抗しようとしたのか、思い切り身体を捻り、天馬の肉壁を鱗が這った。
そしてカンディルの身体がたまたま天馬の前立腺を触り、刺激した。
「ああっ」
急に全身を電撃が走ったような衝撃に天馬は思わず気持ちよくなり、カンディルから手を放し、卑猥な声を上げた。
(まずい)
性欲が駆り立てられ、一瞬気を失いかけた天馬であったが、尻穴にはまって動いている異物の激痛と吐き気が込み上げてくると、また理性を持ち直し、犬掻きのように動きながらどうにか海辺へと上がり、砂浜の上に身体を倒した。
陸に上がってもカンディルは元気良く天馬の尻穴から尾びれを動かしている。
天馬はもう一度両手でカンディルの尾びれを掴み、全身全霊に力を込め、引っ張った。
けれどもやはり、カンディルが尻穴から抜けない。
引っ張られたせいか、またカンディルは身体を捻らせ、天馬の肉壁を刺激した。
「あ!あああっ」
油断して力を抜いていたせいで、天馬は一気にチンコから白い液体を吐き出した。

「あっ!やばい……」
チンコから尿を出した後のような、液体が流れ出る感覚に天馬はハッと我に返った。
お漏らしをしてしまった感覚に陥り、慌てて股間を見た。
すると、海パンの隙間から、だらりと白くドロドロした液体が垂れ出てきた。
「……なにこれ」
一瞬だけ、尻穴の痛みを忘れ白い液体を見て驚愕した。
初めて見るその白い液体に天馬の頭は真っ白になった。
(中学生にもなってお漏らししちゃうなんて……)
射精を知らない天馬は、自分のチンコから吐き出して海パンを濡らしている液体を尿だと思い込んでいた。
中学1年生にもなってお漏らしをしてしまった事実に、天馬はあまりの恥ずかしさから瞳をうるませ、大きな瞳に涙を溜めた。
そしてついに瞳から涙が溢れ出し頬に伝った。天馬は声も無く泣き出した。しかしまた尻穴の激痛を思い出し、恥ずかしさとは違う涙を出した。
「いっ、痛いよ」
激痛は尻穴だけでなく、尻穴の周りにまで広がっていた。
天馬はもうどうしたら良いのか分からなくなり、ただ涙を流して泣き出した。
カンディルのヌルヌルした鱗の感触が天馬の肉壁を触り、そしてまた前立腺を刺激する。
カンディルはまだ天馬の尻穴にはまったまま元気に動いていた。
天馬のチンコは射精したばかりにも関わらず、また勃起し始めていた。
空へと向き始めているチンコの僅かな痛みと、尻穴の針を刺すような激痛が天馬を襲い、天馬はもうどうしたいいのか分からなくなってきていた。
そんな天馬に近付いて来る足音がした。
それは天馬から見ればお兄さんと呼べば良いのか、おじさんと呼べば良いのか分からないような年齢に見える外見の男であった。
男は泣いている天馬の声が心配になって駆け寄ってきてくれたのだ。
男は天馬に「どうしたんだい?」と優しく声をかけ、天馬の前にしゃがみ込んだ。
天馬がそこで初めて男の存在に気づき顔を上げる。
すると男は天馬の海パンの隙間から何かがピチピチ動いている存在に気づき、それを見て驚いた。
未だに天馬の尻穴にはまっているカンディルである。
男は慌てて泣きじゃくる天馬をあやしながら、すぐにその場で天馬に横になるように指示をした。
天馬は泣きながらも素直に大人である男の指示に従い砂浜の上で仰向けになった。
仰向けになると、天馬の海パンを勃起したチンコが持ち上げ、チンコの部分だけ海パンの生地がこんもりしていた。

男は天馬が横になったことで初めて、海パンがこんもりしている事に気づいた。
しかしそれにあえて気づかないフリをして、天馬に「水着脱がすけど、いいかな?」と問いかけた。
その言葉を理解し天馬は恥ずかしくなった。
戸惑って断ろうとしたが、尻穴の疼痛が再び天馬の脳内に響く。
それでも痛みに耐えながらも天馬は自分で海パンを脱ごうとした。
その時、カンディルが今度は大きく身体を動かし、天馬の肉壁に歯を立てた。
今までと比べ物にならないほどの激痛が天馬を襲い、天馬は思わず目を見開いた。
声にならないほどの痛みに天馬は額から汗を流した。
カンディルはさらに天馬の奥にいこうと身体を器用に動かしながら、徐々に奥に入り込み始めていた。
激痛が増し、天馬は痛みのあまり身体を動かせなくなってしまう。
奥歯を噛み締めて激痛に耐えている天馬は男の問いかけに返事が出来ない。
顔中の汗と目を瞑って痛みに耐えている天馬を見た男は、一刻も早く助けなければいけないと思い
天馬の返事も聞かず一気に両手で天馬の紺色の海パンを下ろした。
海パンを下ろすと、真っ青な空に向かって聳え立つチンコと、まだ少量だが僅かに生えている茶色の陰毛が男の視界に入った。
チンコは風呂上りのように皺が出来ており、ふにゃふにゃしている。
男は思わず息を呑んだ。
「あっ、そ…こ」
しかし天馬の苦しげな声に男は意識を戻した。
天馬が揺るえながら人差し指を指した。
指の指している方向を見ると、天馬の赤くなって少し腫れてしまっている尻穴からは
ピコピコと元気良くカンディルの尾びれが動いていた。
「う?……あっ」
チンコが急に冷たい空気に晒された事で、天馬はハッとなり目を開く。
今まで見た事がないくらい勃起しているチンコに驚いた天馬だが
それよりも男にそれを見られて、何故か無性に恥ずかしくなり、痛みに耐えて必死で身体を動かし両手でチンコを隠した。

だが小さな手では聳え立つチンコを隠しきれておらず、笠の部分しか隠れていない。
天馬の手で隠れきれていないチンコからは、ちょっとだけ血管が浮き出て見える。
男は天馬の赤く熟れた尻穴と手で隠しきれていない勃起したふにゃふにゃのチンコを見て、また性欲が湧き出す。
「痛い!痛いよ…ああっ」
しかし天馬の甲高い声に再び男は我に返った。
天馬の顔からは先ほどよりも大量の汗をかき、全身から汗が出始めていた。
目を瞑って必死に痛みを我慢している。
(痛いのを……早くなんとかしたい)
天馬は我慢できなくなった。
チンコを隠していた事を忘れ、再びカンディラを引き抜こうとチンコから手を離し、その手を尻穴へと持っていく。

しかし、痛みに耐えながら引っこ抜こうとしても、全く手に力が入らない為
やはりカンディルを尻穴から引っこ抜く事は出来なかった。 天馬の瞳から再び涙が流れ出す。
それを見ていた男は、天馬の手からカンディルを離すと、天馬に向かい「俺がカンディルを抜く」と言い放った。
その言葉を聞いた天馬は、カンディルがいなくなる喜びよりも自分のお尻がこの男に見られるということに思考が向く。
(この人に、俺のお尻を見せるなんて)
(恥ずかしくて無理だ)
天馬は嫌がって断ろうとした。
だがその瞬間、カンディルが天馬の肉壁をヌルヌルと動き、その不快な痛みが天馬を呼び覚ます。
天馬の中の天秤が恥ずかしさよりもこの痛みの方に向いた。
「すみません……お願いします」
男と目を合わせず、申し訳なさそうに男の手に委ねた。
その言葉を聞き、男は頷くと天馬の尻穴でまだピチピチと跳ねているカンディラを両手で掴んだ。
少しヌルヌルとした肌触りをしており、掴み難い。
天馬のチンコは空を向いたまま未だに存在を主張していた。
男はカンディルを抜こうと、思い切りヌルヌルの胴体を引っ張った。
自分で引っ張ったときよりもはるかに強い激痛がお尻だけでなく、全身を駆け巡る。
天馬は激痛に耐える為、奥歯をかみ締めた。
大人の男の力で引っ張ったおかげで、天馬の奥に入り込んでいたカンディルが天馬の尻穴から先程より少しだけ外に出始めた。

男はそのままカンディルを引っ張り出そうと力任せに引っ張る。
カンディラの身体が少しずつ外にさらされる度に、天馬の尻穴の中でカンディルも抵抗しようろ動き出した。
カンディルが動くと、天馬の肉壁をヌメヌメした感触が襲い、天馬は顔を歪める。
しかしそれだけでなく、カンディルの身体は天馬の前立腺も刺激した。
前立腺を刺激され始めたことで、天馬は再び、忘れていたチンコの僅かな痛みを思い出した。
チンコの痛みは段々と強くなってきている。
ふにゃふにゃした天馬のチンコは直立しそうな程勃起し始めた。
男はカンディルを引き抜くことに精一杯で、思い切りカンディルを引っ張った。
「ああっ、あ!」
男がカンディルを強く引っ張ると、天馬の肉壁をさらに強くカンディルが動き、前立腺を刺激する。
天馬は思わず声を張り上げた。
顔を紅潮させ息を乱し始めた天馬は、お尻の激痛とチンコの痛みで、頭がおかしくなりかけていた。
だがここで天馬はまたある感覚を感じ、理性を取り戻した。
(ト、トイレ……行きたい)
天馬の身体にまたあの尿意が沸き立った。しかしここで漏らすわけにはいかない。
天馬は一層強く歯を食いしばる。男の前でお漏らししたくないからである。
天馬は必死に激痛だけでなく、尿意も我慢した。
カンディルは天馬の尻から出るのを拒むように、天馬の肉壁を激しく暴れて刺激する。
尻穴の周辺はさきほどよりも赤く腫れ、陰毛も汗で湿り出し、チンコも立派に聳え立っている。
(おれ、どうにか……なっちゃいそうだ、よ)
カンディルが動く度に高まる尿意とチンコの痛み、そして尻穴の激痛。
天馬はこれらに必死に耐え忍んでいた。

天馬は我慢して歯を食いしばっていたが、ついに耐え切れなくなり両目から大粒の涙が溢れた。
全身から汗を噴き出し、息も苦しくなってきていた。
男はなかなか抜けない為、カンディラから一旦手を離し、天馬の顔を見た。
そして男は天馬に伝わるようにゆっくりした口調で宥めるように
「俺が引っ張ってる間、トイレの時見たいにお尻に力を込めてほしい」と声を出した。
天馬は痛みに耐えながらも男の言葉を反復し、理解すると精一杯の力を出して首を縦に振った。
男はカンディルを再び掴むと、「せーの」という掛け声を合図に、渾身の力を込めてカンディルを引っ張った。
天馬は奥歯を噛み締めて全身の力を尻穴に込める。
まるで妊婦のようだと思った天馬は、頭に一瞬だけその単語が過ぎる。
しかしその思考もすぐに激痛で吹っ飛んだ。
天馬の中で、尿意もそろそろ限界に近付いてきていた。
尿を我慢している為か、勃起しているふにゃふにゃのチンコまで尻穴と同じくらい激痛になり始めていた。
天馬の額から脂汗が零れる。
天馬は気を引き締め、尿意を我慢するため右手でチンコをぎゅっと掴んだ。
茶色の陰毛はもう汗でべとべとになっていた。
男は全身の力を両手に込め、カンディラを引きずり出す。
カンディラが天馬の肉壁をゆっくりと這う感覚に、天馬は背中を反らせた。
カンディラが徐々に外へと引っ張り出されていく。
カンディラが動くことでカンディルの身体が天馬の肉壁を触り、そして前立腺を動きに合わせてゆっくりと刺激している。
天馬の身体に再びあの時の、電撃が走るような感覚がチンコの中で駆け巡ってきた。
天馬は一層強くチンコを掴み、競り上がって来る尿意を我慢した。
硬くなったチンコは、天馬の手の圧迫を押しのけるかのように脈打つ。
天馬の尻穴の周辺は腫れ上がってしまっており、じんじんしている。
男がふんばってカンディルを引っ張ると、ついに天馬の尻穴に挟まっていたカンディルの全身が外へと引っ張り出された。

カンディルが天馬の尻穴から出て行った。
きつく絞まっていた尻穴からカンディルが抜け出た途端、天馬は一気に全身の力が抜け、呼吸を整えた。
しかし、気が抜けたと同時に天馬はきつく握っていた右手の力も抜いてしまう。
その瞬間一気にチンコの先端に向かって電撃が奔り、チンコから空へ弧を描くように白い液体が飛び出した。
天馬はハッと我に返って目を見開いた。
だが既に時遅し、チンコから飛び出た液体は砂浜へ流れ落ち、チンコを触っていた天馬の右手にも少しだけついた。
男もいきなりの天馬の射精に驚き、カンディルを片手に固まってしまった。
「あ……」
男の前でお漏らしをしてしまった天馬は、言葉にならない声を上げた。
恥ずかしさから顔から火が出そうなほど真っ赤になり、天馬は身体を動かせず、硬直した。
男の顔を怖くて見ることができない。
天馬は恥ずかしさのあまり、白い液体で汚れていることも忘れ両手で顔を隠した。
そして射精して垂れ下がったチンコを隠そうと両足を擦りあわせる。
浜辺には右手にぐったりとしたカンディルを持った男と、ついに声を出して泣き出した天馬の2人しかいない。
天馬の甲高い泣き声と波の音だけが浜辺に響き渡った。

〜END〜




 
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