天馬が雑踏を歩いていると、すぐ前にピンク色の髪の人物が仁王立ちしていた。
「待て。サッカー禁止令に背くとは、常識知らずな奴め」
そう、今のこの世界はサッカーが禁止されているのである。
ユニフォームを着て歩き回っている天馬が呼び止められないはずはなかった。
このピンクの長髪はフィフスセクター創始者の、千宮路大悟…
にそっくりの息子、ドラゴンリンクのGK千宮路大和だった。
筋肉質で堂々とした体格に圧倒される天馬に、大和は言った。

「これはオヤジじゃなく俺の意志だ!粉々にしてくれる!」
あとずさりする天馬だったが、大和は天馬のユニフォームを両手でつかんでいた。
そして気合いを入れると、ユニフォームが真っ赤な炎を上げながら焦げ、
天馬の肌を焼くことなくそのまま地面に落ちた。
人混みの中で裸体を曝してしまった天馬。すぐさま周りに人だかりができ、
老若男女が天馬のフニャチンを見ている状況になってしまった。
天馬は健気にも涙をこらえて立っていた。自分が違反しているのだから
仕方のないことだと考え、恥ずかしくても必死に我慢したのだ。
「うむ。その状態では別の法律違反に当たるな」
千宮路大和は親切にも、天馬のチンチンをつかみながら雷門中まで送ってくれた



 
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