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「アルファが去った怒りを、知るがいい」
裸に剥かれた仰向けの天馬を見る、エイナムの視線は冷ややかだった。
天馬は催眠によって動けず、体には10箇所に電極のクリップがつけられている。
唯一出来るのは声を出すことだけ。それでも天馬は黙って相手を見据えていた。
天馬のすぐそばに立った薄い色の瞳のエイナムが、不敵な笑みで言い放つ。
「松風天馬、お前が耐えられる可能性は、ゼロだ」

エイナムが靴をはいた踵で天馬のちんちんを摩擦した。
感じてはならないと自分に言い聞かせたが、天馬のちんちんは刺激に反応して頭をもたげてくる。
「さあ、素直になってもらおう。お前は踏まれて立ちかけている変態だ」
「そんなことない!!…うぐあっ!」
天馬に装着された電極には、嘘発見器が内蔵されていた。天馬が自分の状態を否定すればするほど、
弱い電気が流れて天馬の体を強制的に痺れさせる。

全身が焼けるようで痛かった。相手は責めを緩めず、
天馬のちんちんは恐怖心と裏腹に限界まで勃ち上がっていた。
「ふっ、笑わせる。お前はマゾということだな」
「違う!!…ぐはっ!」
そんなやり口で何度電流を浴びたかわからない。天馬はとうとう気を失ってしまった。


はっきりしない意識の中、天馬には自分の名前を呼ぶ声が聞こえていた。
名無しの声が天馬に届いていたのだ。
「…あなたは…?」
天馬は、今目の前にいる名無しこそ自分を心配して見守ってくれた人だと理解した。
天馬は痛む体を起き上がらせた。真っ裸で、所々にうっすらと焼けたような赤褐色の跡がある。
恥ずかしそうに片手でちんちんを隠しながら、腕や首筋、胸、太腿についたそれらを
もう片方の手で触りながらあらためて見ている。
「はは…なんか、アザみたいですよね。触るとすごく痛いんですけど、すぐ治りますよね?」

名無しは天馬の腕の軽い火傷跡に息を吹きかけてやった。天馬が不安げな顔からうってかわって
満面の笑みをうかべた。
「あ、そうやってもらえると…治りが早そうですね」
息を吹きかける場所を首筋までずらし、天馬の腕をそっと指で撫でる。
ただそれだけの刺激なのに、天馬はびくりと体を震わせた。
痛みが皮膚感度を普段より敏感にしているらしい。

既に限界まで大きくなっていた天馬のちんちんを、名無し流の最大級のテクで手と口で愛撫すると、
天馬は1分ともたずにいってしまった。
すぐに回復したちんちんを、名無しは思うがままに舐め、扱き、幼い精液を放たせた。
「俺…あなたのこと大好きです…でも、でも、よくないです、そんな…」
天馬は赤い顔をして、一生懸命言葉を搾り出した。
羞恥が天馬の表情を固くさせているが、天馬は名無しの腕に優しく抱かれると安心したように目を閉じた。
自分が童貞のままいられるか、犯されて泣き叫ぶのか。
それが目の前の人間の手に委ねられているなど、天馬は露ほども疑わない。
名無しの胸に頭から寄りかかりながら、規則正しい寝息をたてはじめるのだった。  





 
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