お守り




お守り*1



アスベル:(ヒューバートがくれたお守り、何か大きいよな)

ソフィ:アスベル、どうかした?

アスベル:あ、いや……。ちょっと気になってさ。

ソフィ:ヒューバートのお守り……。

アスベル:中、見てもいいよな。
[袋を開けて中身を取り出す]

ソフィ:人形?

シェリア:人形は人形でも、呪いの藁人形ね。

ソフィ:呪い?

シェリア:あまり縁起のいいものじゃないわ。相手を呪い殺すものだもの。

アスベル:!! そうか、ヒューバートは俺のために、わざわざ人形を作ってくれたんだな!

シェリア:……ものすごいポジティブシンキングね。





***


お守り*2



アスベル:(ヒューバートがくれたお守り、何か大きいよな)

ソフィ:アスベル、どうかした?

アスベル:あ、いや……。ちょっと気になってさ。

ソフィ:ヒューバートのお守り……。

アスベル:中、見てもいいよな。
[袋を開けて中身を取り出す]

ソフィ:人形?

アスベル:あれ? 俺、呪われてる?

シェリア:そんなことより、アスベル。お守りの中は見ちゃダメなのよ。見るのなら、願いが叶ってからよ。

アスベル:願いが叶って……。(この場合の願いって、俺が死ぬことか?)





***


お守り*3



アスベル:ヒューバートのお守りのおかげで助かったよ。

ヒューバート:……助かった?

ソフィ:そう。カクカクシカジカエトセトラっていう事情で。

ヒューバート:チッ。何で助かっているんですか。

アスベル:ヒューバート?

ヒューバート:全然効果がなかったというわけですか。そうですか。

ソフィ:ねえ、ヒューバート。

ヒューバート:こうなったら、ぼくが直接手を下すしかないということですね。

アスベル:完全に一人の世界だな。

ソフィ:藁人形壊したから、怒ってるの?

シェリア:そんなことないわ。うん、そうね。ちょっと難しい年頃なのよ。






E N D



2010/01/05
移動 2010/11/24



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