罰ゲーム
ユーリ:レイヴン。……いや、おっさん。
レイヴン:別に言い直さなくていいから。
エステル:罰ゲームですね。
カロル:レイヴンってこういうの得意かと思ってたのに。
レイヴン:おっさん、もう年なのよ。
リタ:ババ抜きに年なんか関係ないでしょ。
ジュディス:それで、ユーリ。罰ゲームは決まったの?
【その時の1位が罰ゲームを決めるルール】
ユーリ:見事、10回連続最下位になったおっさんは、今日一日語尾に『シュヴァ』をつけてくれ。
エステル:シュ……。
カロル:ヴァ……。
リタ:30代のおっさんが……。
ジュディス:語尾に自分の名前(短縮)……。
全員:プッ!!
レイヴン:ちょっと、青年。それ、酷すぎでしょうよ。
ユーリ:まったく。これでも、おっさんのことを考えて簡単なのにしたんだぜ? ゾフェル氷刃海で一泊二日とか、スイーツ食べ歩き一週間よりマシだろ?
レイヴン:何その嫌がらせ。
エステル:レイヴン、『シュヴァ』をわ忘れ……プッ。
カロル:エエエステル、わわわわ笑っ、笑っちゃ悪いよ……ププッ。
リタ:何、説得力ない事を言ってんのよ。プッ。
ジュディス:大丈夫。おじ様なら、きっと……クスッ。
レイヴン:……。
ユーリ:よーし、次は七並べで行くぞ。
***
レイヴン:ちょっと、スペードの5を止めてるのは誰……………………シュヴァ。
全員:クククッ……。
レイヴン:笑い声、抑えられてないから……………………シュヴァ。
デューク:今日の夕飯は何だデュ。
レイヴン:……何さりげなく輪に入ってんのよ………………シュヴァ。しかも、その語尾…………シュヴァ。
デューク:遅刻したから、自ら罰ゲームを受けたデュ。
レイヴン:何でそんなにノリノリ………………シュヴァ。
その日彼らは、笑いすぎて腹痛に苦しんだとか。
E N D
2009/09/09
移動 2010/11/24