うさみみ




ユーリ:……最近、よく会うな。

ソディア:好きで会いに来ているわけじゃない!

エステル:ということは、自らの意思で会いに来ているのは認めるんですね!

ソディア:あ、いえ、それは……。

カロル:照れなくてもいいよ。

リタ:そうね。

ジュディス:会いたければ、会えばいいんだしね。

レイヴン:何か違うような気がするのは、おっさんだけ?

ソディア:ここじゃ話にならない。付き合え。

ユーリ:え。告白?

ソディア:殴るぞ。

ユーリ:殴る前に言えよ。ただの冗談だ。





***



ソディア:とにかく、好んでうさみみをつけるような男を隊長に近づけるわけには、いかない。ここで、終わらせてやる。
[剣構え]

ユーリ:1つ訂正させろ。オレは好きでつけてるわけじゃねぇ。

ソディア:では、何故だ。

ユーリ:……つけなければいけないような気がしたから?

ソディア:それを信じろと言うのか? ふざけるな。

ユーリ:ふざけてるわけじゃ――。

フレン:2人とも、こんな所で何してるんだい?

ソディア:隊長!!

フレン:……。

ユーリ:何だよ。

フレン:僕、頭にうさみみつけて喜んでいる君とは、親友でいられないよ。

ユーリ:お前、どこをどう見てそんな発言を……。

フレン:じゃ、もう会うこともないだろうけど。元気で。

ユーリ:……。まあ、いいか。変な誤解されたけど。

ソディア:とてもよく似合っている。これからも、その耳を大切にしてくれ。

ユーリ:……。(態度変わるの早いな)





E N D



2008/12/24
移動 2010/11/24



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