豆まき〜六神将〜




アリエッタ:豆まき、したい……です。

シンク:いきなり何……って、今日は節分だったんだっけ。

アリエッタ:豆まき……。

シンク:僕に言わないでよ。

アッシュ:豆まきの一つや二つ、素直にやってやりゃいいだろ。ちなみに、俺は心の準備ができている。

シンク:いきなり現れて、何得意気になってんの。

ラルゴ:俺も参加しよう。

シンク:あんたまで……。親子か何か?

アリエッタ:お兄ちゃんとパパ?

アッシュ:……。

ラルゴ:……。

シンク:無言で照れるのやめてよ。マジで。

アッシュ:父上……か。

ラルゴ:お前に父と呼ばれる筋合いはない。

アッシュ:何でアリエッタはよくて、俺はダメなんだよ!

ラルゴ:娘はいくら増えても構わないが、息子は要らん。

アリエッタ:豆まき……(泣)。

リグレット:アリエッタ、すぐに泣くな。豆の用意なら、できている。

ヴァン:最高級品だから、かなり美味いはずだ。

ディスト:一年に一度ですから、リグレットの銃を参考(改造)に、『豆まき銃』を作ってみましたよ。

アリエッタ:ありがとう、ディスト。総長とリグレットも。

シンク:それで、鬼は?

全員:シンク。

シンク:はぁ?

アリエッタ:お面をかぶっている人が、鬼だって、聞いた……です。

シンク:何その間違った知識!?

アッシュ:始めるか。[銃構え]

ラルゴ:そうだな。[銃構え]

リグレット:しっかり当たれよ、シンク。[銃構え]

ヴァン:多分、痛いだろうからな。[銃構え]

ディスト:多分、じゃなくて間違いなく痛いはずですよ。

シンク:何してんの!!

アリエッタ:鬼は外、です!!
[豆まきとはかけ離れた騒音]

シンク:……。



シンクが完全復活するまで、二月半かかったとか。





E N D



2010/02/03
移動 2010/11/22



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