旬(r)




エミル:そろそろ梅雨だね。

マルタ:この季節って髪の毛うねるから嫌ー。

エミル:そうなの? いっつも綺麗な髪だから、知らなかった。

マルタ:だって、エミルに頭爆発した姿を見せたくないもの。

エミル:そんな……。どんなマルタも可愛いよ!!

マルタ:ホント? じゃあ、今度一緒に寝てくれる?

エミル:も、勿論だ……。

三人:……。[チラッ]

リヒター:ホントに美味い。マジで美味い。真剣に美味い。いや? マジと真剣はイコールなのか?

テネブラエ:またわざとらしく入ってきましたね。

リヒター:山椒は美味い。美味すぎる。俺を美味死にさせる作戦か。

エミル:うまじに?

マルタ:エミル、スルーよ。

リヒター:山椒を作っているヤツは神だな。俺が生産者を崇めてやろう。

エミル:くっさ!! リヒターさん、くっさ!!

マルタ:デクス以上に、くっさ!!

テネブラエ:デジャヴ?

リヒター:美味いぞ。エミルも食え。いや、食べるといい。健康食だ。

ラタトスク:俺に近づくんじゃねぇー。
[ポカポカ殴りながら]

マルタ:きゃっ。今日のラタトスク可愛い!

テネブラエ:ラタトスク様、そのガスマスクはどこから……。

ラタトスク:あんなの人間の食い物じゃねぇ。採りたてのニオイはめちゃくちゃキツイし、蜘蛛が大量に出るんだぜ。まあ、蜘蛛は可愛いけどよ。

マルタ:私より……?[涙目]

ラタトスク:お前は別次元で可愛いっつーの。

デクス:おい、そこのバカップル。

テネブラエ:貴方には言われたくないですね。

デクス:ということは、アリスちゃん! オレたち、第三者から見ると……ゲフッ。

アリス:デクス、それ以上話すと殴るわよ?

デクス:は、い……。

テネブラエ:(既に殴っていると思うのですが)

デクス:ところで、リヒターがオレの香水をパクったらしいんだが……。

リヒター:気のせいだ。
[華麗なターン]

アリス:……デクス、香水(と書いて有害物質と読む)は諦めて。リヒターに絡まれたくないでしょ。

デクス:そうだね、アリスちゃん。

リヒター:そんな悲しいこと言うなよ〜。俺たち、親友じゃ〜ん。

アクア:(リヒター様、ウザッ!!)






E N D



2010/05/30
移動 2010/11/22



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