声ネタ・とうきょう★いのせんと




※話が突然始まります

※現在、4人は旧校舎で肝試し中






フレン:なんだか、デートの時を思い出すね。

イネス:デートじゃなかったわよ?

フレン:あ、あんまり、僕と距離を開けないで。さっきのこともあるし、傍にいた方が安全だよ。

イネス:あら、私は一人で平気よ。それに、貴方に近づくと何をされるか分からないし。

フレン:あ、あの時は、不可抗力……。いや、本当にすまなかった。そのことで思い出したんだけど、君に言いたいことが……。

イネス:何かしら。

フレン:胸小――……。

イネス:そこは律儀に再現しなくていいから。

フレン:……分かった。

イネス:けど、一発やらせてね♪

フレン:ちょっ……!






エステル:突然廊下から水が!?

エミル:七不思議の一つに、『水浸しの廊下』ってあったよね。

エステル:それは、ただ水をこぼしただけでは……? 当たり前ですけど……暗いですね。

エミル:暗いね。

エステル:……えと、雰囲気ありますよね。

エミル:そう、だね。

エステル:……。

エミル:だ、大丈夫だよ、エステル。僕と楽しい話をしてたら、怖いことなんてないよ。

エステル:そ、そうですね。楽しい話をしましょう!

エミル:……。

エステル:……。

エミル:……。

エステル:……。

エミル:……。

エステル:……。

エミル:……。

エステル:……。

イネス:突然だけど、ペア替えを要求するわ。(何でこんなに暗い空気?)

エミル:何があったの?

イネス:クスッ。お子様には、分からない話よ。

エミル:う……。じゃあ、イネスさんは僕とね。

イネス:何故、貴方と組まなきゃならないのかしら。

エミル:僕にフレンさんと組めって言うの!? 何の意味もメリットもないでしょ!

フレン:……エミル。そんなに僕と組むのは、嫌か?

エミル:傷つかないでよ。空気読んでよ、フレンさん。男女で組むのが、肝試しの醍醐味でしょ。

フレン:まさかエミルが、マルタの前で堂々と浮気宣言をするなんて思わなかったよ。

エミル:え? マルタ、いつから……。

マルタ:ぺったんこの何が悪いの? ぺったんこの未来は無限大なのよぉー!!
[脱走]

エミル:あ、マ、マルタ!!

エステル:じゃ、フレン。一緒に行きましょう。

フレン:そうですね。

イネス:そこ、あの2人の空気無視していちゃつかないで。






E N D



2009/08/17
移動 2010/11/29



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