エミルーク




ルーク:っていうユニットを作ろうぜ。

エミル:いきなりドアを破壊したかと思えば、謝罪もなしにソレですか。

ルーク:わ、悪かった。でも、『ご用の方は扉を蹴破ってください』って貼り紙が……。

エミル:(またあの人の嫌がらせか。はぁ……)

ルーク:エミル?

エミル:ここは、僕がしっかり躾をしないと……。(ブツブツ)

ルーク:エミルが何か呟いてる……。エミル。おい、エミ――そっか!! エミルンルン。

エミル:ルーク、ちょっと、静かにして。今考え中だから。

ルーク:あ、ごめん。

エミル:思い切って、システムを無視するとか? そう、物語序盤で殺る!!

ルーク:(何をやるんだろ?)

エミル:お子様には刺激が強いだろうから、もう少しまろやかに……。

(ラタトスク:まろやかって何だよ)

エミル:ラタぴょんは黙っててよ。

(ラタトスク:おかしなあだ名をつけんじゃねぇよ)

エミル:じゃあ、アッシュんに対抗して、ラタトス君? 長いからラタん?

(ラタトスク:……)

ルーク:何か、一人で喋ってるし。俺、どうしよう。

エミル:ねえ、ルーク。ユニット作って何するの?

ルーク:何って……。←何も考えていない。

エミル:じゃあ、僕が考えていい?

ルーク:何かやりたいことがあるのか?

エミル:殺りたいことは色々ね。

ルーク:じゃあ、言ってみてくれよ。

エミル:とりあえず、流したこ焼きかな。

ルーク:……流したこ焼き?

エミル:流しそうめんの要領で、たこ焼きを流す。水だとふやけるから、ソースでかな?

ルーク:……それで?

エミル:流すだけで終わり。

ルーク:……。何が楽しいんだよ。

エミル:流れるたこ焼きをみんなで眺めるんだよ。風流だよね。

ルーク:全く。(不鵜柳って何だ?)←変換ミスしすぎ。

エミル:じゃあ、たこ焼きに入れるタコを捕まえる為の蛸壺作りから始めるよ。

ルーク:そんな所からやるのか!?

エミル:月夜ばかりと思うなよ。

ルーク:何が!?






E N D



2009/07/07
移動 2010/11/29



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