「銀さん返してください」
「お断りだよ」
「怪人二十面相お願い銀さん返して」
「バカに影響されてんじゃねーよ!私はマドマーゼル西郷!この店のママ!なに初めて知りましたみたいな顔してんだ!」

早速かまっ娘倶楽部に殴り込みに来たなまえだがあっけなく返り討ちされた。妖怪並の迫力がありすぎる西郷になまえは涙目である。しかし引くわけにはいかない。

「とりあえず銀さんに会わせてください」
「それくらいならいいわよ。パー子ォご指名よ〜!」
「うるせえから叫ぶな耳破裂すんだろ地球外生物」
「テメー一生働かせるぞ」
「………」
「…げ!なまえ!?」
「…銀さんなの?」

目の前にいる、銀時だと思われるオカマはパー子と呼ばれ綺麗な着物に身を包み、それは美人だった。もっと男臭いものだと想像していたなまえは、予想外に別嬪さんな銀時を見て胸がきゅんとときめいた。可愛すぎる。思いっきり銀時に抱きついた。

「やだー!銀さん可愛い!」
「ま…待て待て待てェェェここはどん引きするとこだろ普通」
「パー子ちゃん可愛い!これはこれで有りね」
「ねーよ!」

また来るね!と、可愛いパー子を見てなまえは満足した為万事屋へ帰った。本来の目的はすっかり忘れられていた。

「ちょ、俺帰るわ!なまえがなんか変な世界に目覚めた!」
「あらいいじゃないの〜オカマに理解ある彼女」
「よくねェェェ」

今日もかまっ娘倶楽部は大盛況に終わった。




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