「ねえエファ 明日休んでいいよ」

ふとお茶を運んでいる時に御主人から聞こえた一言
首をかしげ考えながらお茶を運びたずねる

「おやすみ…ですか?」

「うん、エファ疲れてるだろ だから一日休んでいいよ」

…おやすみを貰えるのは正直嬉しい。でも寂しい。

そんな気持ちが伝わったのか御主人から

「お仕事しなくていいだけだから
エファの好きに過ごしたらいいんだよ」

好きに…好きに…例えばお散歩とかですかね?
うーん……考えてもこれと言って
いい案が出なく、この時は

「はい………」

と不満そうな返事をしてしまいました





……………次の日

ご主人にお休みをもらったのですが……………

「ねえエファ、お休みっていった筈だよね」

はい……………でも

「これじゃいつもとかわらないよ」

いつもと同じように
ご主人についてまわったり
お茶をだしたり
お仕事をしているご主人をながめたり
いつもとかわらない 、ご主人のいうとおりです


「……………はい」

ダメでしょうか……………

「……………はぁ…………エファ、こっちきて」

ふぇ?なんでしょうか
首を傾げて「はい!ご主人」
と返事をし…………
ふよふよと近づくとご主人は私を抱きしめた

「ふぁ??ご……………しゅじん?!」

「エファはもう少し欲張りになっていいんだよ。」

欲張りに?私はもう充分幸せですよ?
じゃあ、じゃあ、
そうですね


「……………なら、ご主人のとなりにずっといたいです」

そういって微笑むと少しだけびっくりして、
照れたごしゅじんの顔がすごく愛おしくて


「大好きです……………ハロ」

と小声でつぶやいてごしゅじんに顔を埋めた


くらいくらい闇の中
光を灯してくれたのはあなたで
はじめて見た時から、ずっと


大好きですよ






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