出会い(ゆく視点
私は夢街でカフェバーをしてたんだけど
やっぱアレだなあって思って店を畳んだ
それからお金と必要な物だけ
キャリーに積めて電車に乗った。
行き先は商店街。
なんとなく良いことがありそうだから
街に降りてみるとびっくり
広い商店街。
路地にはバーとか居酒屋がみえる…
とりあえずコンビニでお酒を買って
道端のベンチで飲む事にした。
私は何をしてるのか
なにがしたいのかよくわからない…なう
あ。あのこ可愛い………
えっなんか近くに来たけど……んん?
「あなた私と同じにおいがする」
『え』な、なに
彼女はにこっと笑って
「あっ、怪しいものじゃないよ?
私は一応あまり売れない暇ーな声優」
と続けた
『えっ声優?』 って聞くと
「うん」と彼女は答え
歩き始めた私は追いかけるように
彼女の隣に荷物をもって歩き始めた
『ふーん、で…どこいくの?』
「私の家」
『えっ?』
「いくあてない、んでしょ」
『うん、なんでわかったの?』
「なんとなく?……………あ、よかったら
一緒に住まない?私一人だし」
『え、いいの?』
「いいよ?」
『じゃよろしく!私椎早遊紅』
「こちらこそ。私久樂久楽」
『えっくらくら?』
「知ってるの?」
『ファンだもん!カクテルパンダのれもんちゃん役してたでしょ!』
「うん。ありがとうファンいたんだ」
『いるよここに』
「ありがとうなんか照れるなあ…」
『ふふふ…』
「あっここ」見ると高層マンションが
『すご!?』
「だよね。ここの9階」
『えー!??』
「いくよ?」
『あっうん』
入ってすぐにエレベーターがあって
エレベーターで9階に
すると降りて目の前に
くらくらという名前が、名札が
「ここ、入るよ」
『え、うんおじゃまします…この階てくらくらだけなの?』
「うん、だからこのマンション…いくつか棟があるんだけどルームシェアの人がおおいみたい。」
『へー』
「あ荷物この部屋おいて?
この部屋使ってないから
遊紅ちゃんこの部屋使ってね。」
『えっ広いよ?』
「うん。広すぎて逆に困るんだよね…」
『ほわあ……』
「あ…お風呂入ろ?」
『え?』
「沸かしてたんだよね。よかったら一緒に入る?」
『え?え?』
「ふふふふ…なんてね。お先どうぞー」
『え?冗談?』
「なわけないでしょ」
『え?』
「私は遊紅ちゃんと一緒にはいりたいんだけどなー…(レモン声)」
『うう………くらくらさえよかったら…!!』
「やったあ!」
((くらくらする…))
「ん?何か言った?」
『イエナニモ』
良いことがありすぎてくらくらします