小説 | ナノ



柳さんの家に遊びに行った日のこと。



「おじゃましまあ・・・あっれ?柳さんメガネかけてたっけ?」

「いや、最近視力が落ちてきてな・・・家ではかけることにしたんだ。まあ、とにかく上がれ。いらっしゃい」


そういって玄関に現れた柳さんはいつもよりラフな服装に、そして何よりメガネ。てゆうかあれ、家着の雰囲気も前よりゆるくてかっこよくないか・・・?


そんなこんなで、柳さんの部屋に通されてからもなんだか見慣れない先輩にちょっとドキドキ。


「なんだ、今日の赤也は落ち着きがないな」

「だって・・・・・メガネ」


なんだかそわそわしている俺に先輩が声をかけた。返事をしながらすす、っとベッドにもたれて座っている柳さんの元に寄って伸ばしている足を跨ぎ、膝立になって柳さんを見下ろす。


「だって、せんぱい。かっこよすぎっすよ・・・」

「眼鏡だけでか?単純だな」

「それだけじゃないっすよ、服も。・・・こんな風に鎖骨見えたりしたらさ、俺・・・・ヤバいっす。」


そんな風に緩い首元の服じゃ、先輩のきれいな鎖骨が丸見えだ。食べたくなる。


「ふっ、そうか。・・・・で、何がしたいんだ?」

「・・・・キス、したい」

「すればいいさ、俺もしたいと思っていたところだ」


そう言って腰に手を回してじっと待つ柳さん。


「・・・俺からすんの?」

「ああ。たまにはお前からでもいいだろう」

「・・・っす」


そっと唇を寄せようとすると、こつんっと当たる硬質なもの。


「・・・・メガネ邪魔っす!」


そう言って柳さんの目にあたらないようにそっと外すと、目を開いた柳さんがこちらをじっと見つめていたので心臓が一気に高鳴って、顔に熱が集まる。あまりにもきれいな瞳が俺を見つめるのでキスを忘れていた。そうすると、


「ふう、・・・やはりよく見えないな」


優しく頭を引き寄せ唇にキス。


「!っ・・・いつも見えてんのか見えてないのかわかんないじゃないっすか」

「よく言う。赤也のことは何でも見てるだろう」


ちゅっちゅ、と軽いキスを交わしながら交わす会話が楽しくて。


「柳さん、すき」

「俺もだ」


そうしてまた、キスを交わして笑いあって。これからなかなか取れなくなるであろう2人の時間をゆったり過ごした。









数日後


「あれ、今日はメガネかけてないんすか?」

「ああ、あれはお前のきゅんとくるポイントを探そうと思ってな。あれは伊達眼鏡だ。赤也は眼鏡やいつもと違う服装に弱いんだな。データが増えた」

「なんっすかそれ!」













甘々な二人を。しかもまさかの伊達眼鏡\(^o^)/www侑士か

小説書きたいと思っているときに友人からのリクエスト!ありがと!なんかうまく生かせんくてごめん・・・せっかくの萌えポイント・・!!!

柳さんが試したのはクラスの女の子たちが話してた「彼氏がこんなことしてたらいいよねー」を実践してみたっていうのならかわいいよね。実際引っかかったギャップに弱い赤也ちゃん。かわいい。柳さんが来ていた服は、緩めの白いカットソーとか。イイ!まあ個人的な趣味ですけども←













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