小説 | ナノ



サラッと過去の女の子の話が出てきます
ほんとにサラッとですが念のため。














「勉強よりも部活が好き!これってありっすか?」


「ありだろうな」


「教室よりも部室が好き!これは?」


「まあ、ありだろう」


「そんでそんで俺は!」


「『テニスよりも柳さんが好き』・・・・違うか?」


「うっ・・・ちょ、!なんでわかっちゃうんすか!?」


「お前の考えることは手に取るようにわかるさ」


「・・・ありっすよね?」


「ありというか・・・比較対象が違いすぎるな。俺たちが過去に付き合ってきた女子たちと変わらないぞ。」


「・・・俺、それ言われるのすっげーキライだったんすけど・・・・・

でも、もしテニスができなくなることと柳さんがいなくなることを選ばなきゃいけないとしたら俺は絶対に柳さんといることを選びます」


「本当に?」


「はい」


「ふむ・・・そうか」


「・・・柳さんは?柳さんは俺とテニス、どっち選ぶの?」


「・・・・わかってるだろう」


「やだ、・・・・ちゃんと言って下さい」


「――――俺も赤也を選ぶさ。俺はお前を絶対に離さない。テニスを捨てることでお前をずっとそばに置いておけるなら、自ら望んでもいいくらいだ」


「柳さん・・・!」


「しかし、俺もお前もテニスが好きで、こうして同じ部活に入って、同じ目標を持って高めあっていくのも、贅沢だとは思わないか?」


「そうっすよね!全国、絶対勝ちましょうね!!」


「・・・全国へ向けての練習も充実していて満足だが、そのせいで赤也と過ごせないのはつらい。だからいつか1日だけでも午前練習だけにしてほしいと思うことは―――ありだろうか?」


「・・・・!ありっす!超ありっす!俺も、俺も久しぶりに柳さんと、・・・のんびり過ごしたい」


「そうか。では精市に頼んでみるか、赤也が」


「俺がっすか!?って、これ丸井先輩とジャッカル先輩のやり取りっすよ!!」








▼全国前ある日の2人

ネタにしたのはあるCMですよ^^

テニスをしてるところも好きなんで絶対に相手にどちらかを選ばせるようなことは言わないと思います。

そしてサラッと出てきた過去の彼女の話www
もともとノーマルなんです。
だから好きになっちゃったときめっちゃ焦る。2人とも。
でも惹かれちゃったんです、しかたないよね!!


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