小説 | ナノ



※死ネタです!ご注意ください
※あるドラマからシチュいただきました









「っく、ふぇ..」
「かみのけながいとか、おんなみてぇ!」
「おとこおんな!きもちわるいんだよ!」
「このかみ、きっちゃってもいいんじゃね?」
「きゃはは、やっちゃえ!!」
「っ!やめ..て...!!!!」
「・・おい、おまえらなにしてんだよ」
「!!あかや・・・!?」
「おまえらさ、れんじくんいじめて、
どうなるかわかってる?
そんなにいじめがしたいなら
おれがあいてしてやるよ?」
「っ・・いこうぜ!」

「れんじくん、だいじょうぶ?」
「ん、あかやぁ・・ごめっ」
「?なんであやまるの?
おれがたすけたいからたすけたの!
れんじくん、これからもおれが
たすけてあげるからね。
おれ、れんじくんをまもる
ヒーローになるからね」

俺の頭を撫でながら
ニカッと笑って言ってくれたのだ


小さい頃の俺は、地域の子供達の中では
体も小さい上に細く、髪が長かった事もあり
女みたいだと言われよく虐められていた。
そんなときいつも助けにきてくれたのが
俺より一つ年下であり、
後に部活の後輩になった赤也だった。
その頃の赤也は、同年代の中では
体が大きく力も気も強かったので
地域の中では一番喧嘩が強かった。
赤也と俺の家は隣同士で親同士も
仲がいいこともあり、よく2人で遊んでいた
俺が虐められているときも
絶対に助けにきてくれた
赤也が俺を守ると言ってくれたときから
俺のヒーローだった
(中学、高校にもなる頃には
俺は赤也よりもだいぶ大きくなって、
逆に弦一郎に怒られたり仁王達にからかわれる
赤也を守るヒーローだったが)







そして今、敵として対峙している相手は
俺のヒーローであるはずの赤也だった





「なんで、そっちの組織に・・?」
「あー・・・
そっちの組織めんどかったんスよね。
・・ってゆうか今日はしょうもない
廃墟に潜入捜査だって聞いてたけど・・・
まさか、柳さんと殺れるなんて、ねえ?」

言いながらナイフを舐める赤也の目は赤い


組織の中の幹部であり三強と言われる俺でも
赤目の赤也と戦うとなると
正直どうなるかわからない

赤也は元来の運動神経で次々と仕事をこなし
その成果で組織の幹部にのし上がったやつだ
そして赤目になると攻撃力が格段に
上がるという情報を聞いていた。

「さっさと終わらしましょーっ・・・か!」
「・・・っ!(はやい!)」

赤也の武器はサバイバルナイフである
俺の武器はピストルであるが、
先ほど捜査中に弾をきらしてしまっている
さて、どうするか・・・

「赤也!話をしないか!
俺たちは今やり合うべきじゃないだろう!?」
「なに言ってんスか。
確かにそうだけど、見つけちゃったもんは
しょうがないじゃないっすかー」
「いっ・・!」
かなり深く腕を切られてしまった

とりあえず、逃げて、赤也を説得する。
武器のない俺に残された手はそれしかない。


「逃がさねえよ?」


階段を上りながら、避ける。
素早く振り下ろされるナイフは
いつ当たってもおかしくない状況だ

階段は2階ほどまでしかなく
すぐに追い詰められてしまった
「さ、もう殺られちゃってくださいよ」
にっこり、と言うには不気味な笑顔で
ナイフが突き出された
が、動きを読みなんとか避け、腕を掴んだ
「ちょ、離してくださいって!」
「誰が離すものか!お前こそ・・・!」
「くっそ....!」

赤也ともみ合っているうちに
階段のそばまできていた。
いつ落ちてもおかしくない状況だ
「はな、せ!!赤也!」
「い、や・・だ・!・・・あ・・っ!」
「!?」
赤也に力を込められ
よろめいてしまい足を踏み外した
赤也を掴んだまま階段を転がり落ちる









「ぐっ・・・!」
背中から落ちたせいで
少々ダメージが大きいものの
なんとか動けそうだ
俺の上には赤也が被さっている

ナイフは・・・?
と思い出すと同時に、手に生温かく
ぬるりとした感触

「!!!!!あかや!!!」

もみ合いながら落ちたときに
ナイフが赤也の脇腹を刺したらしい
出血が多すぎる。
赤也は、もう、おそらく・・・・

体を抱き寄せぎゅっと抱き締める
「赤也!あかやぁ!」
「へへ、だっせー俺・・・でも、いいや、
最期に会えたの、柳さんだし。」

さっきとは打って変わっって
穏やかな様子で話す赤也

「・あか
「切りかかって、ごめんね。
痛かったでしょ?
いっぱい、言わなきゃだけど、もうすぐ、
ダメ、だと思うから、これだけ聞か、せて?
やなぎさん、おれがさ、小さいとき
柳さんを守、るって、
言ったの覚え、てる・・? 俺、ちゃんと、
ヒーローでいれ、た・・・?」

そっと赤也が涙の伝う俺の頬を撫でる

「あたりまえだ!覚えている!
俺のヒーローはいつだって、お前だけだ...!」
「そ・・・。よかった・・・
それだけで、俺幸せ、っす」
へラリと笑いながら言う。

「あと、やなぎ、さ・・・」

「もう喋るんじゃ・・・!」

「               」


今なんて、と聞き返そうとしたとき、
俺の頬を撫でていた手が力を失い、
重力に従って地に落ちた

「あ、かや..?...赤也っ!
あかやぁ!!!!」



ヒーローの結末
(もっと早くにその言葉を聞きたかった)









友人のリクエスト
ク◎ーンベイビーのシチュで。
完璧なるパロではないんですが
このシチュを使ってほしいと言われて。

ちなみに悠亜はこのドラマ
見ておりません←

ノリで書けるって言っちゃったこと
とっても後悔しました;_;

バトってたりするの初書き。難しい・・・
バトテニかける人まじ尊敬
まじ文才欲しい!!!!!!




軽く補足説明しますと
*近未来設定
*服はね、なんやろーイメージは
エヴァ的で、でもそれに防弾チョッキとか
そんな感じ。アニメの知識少ないから
ごめんなさい( ´ ・ω・ ` )
*柳さんと赤也は幼馴染
*柳さんは赤也が同じ組織に入ると思ってた
*なんの組織かはわからん←
*柳さんは組織のブレーン
正味戦闘型じゃないんで←
*でも運動神経いい蓮二くんで。
*虐められっ子蓮二かわいいです^p^
*泣き虫子蓮二かわいいです^p^
*でも書くの辛かった;_;
*れんじくん→柳さん呼びは
中学入学で変わると思ってる
*赤也くんやんちゃ少年だよね^p^
*地域の中でやんちゃな子供達を
まとめるリーダーとかやってたらかわい^p^
*いつか赤也視点書きます



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