「つっちーのばか」
「！」
「しんぱいしたぞ…あほ！」
「心配かけてすまないにゃー」
「わたしに心配かけさせるなんて許せない。もう危ないことすんな、どあほ」
「……」
そう言えば無言でなんともいえない表情をして苦笑する土御門。……わかってる。わかってるよ、わたしにだって、わかるんだから。
「あ…ぶないことすんなって言っても…無理、なんでしょ？」
「…」
無言は肯定とみなします。
「…あんまり怪我、しないで」
「…わかった」
「心配かけさせないで」
「努力するにゃー」
「危ないことしても、ぜったい生きて帰ってきて、わたしのことぎゅーすること！」
「いくらでもしてやるぜい」
「…うん」
「ごめんな…？」
「謝るなあほ」
「うん」
「つっちー好きだあほ」
「うん。俺もだにゃー」
１１０４１０
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