junk | ナノ

「いやーおもしろかった!絹旗すごい!あんな面白い映画見つけるなんてさ」
「なまえはポップコーン食べてただけだと思ってましたよ」
「えー?ひどい、ちゃんと見てたよー」
「隣にいて超不愉快でしたし」
「え!ご、ごめん絹旗…」
「別にいいんですよ、あの映画の面白さが分かったんなら超満足ですから」
「えへへ、絹旗嬉しそうだね」
「…こうやって出掛けるのは超久しぶりですからね」
「?」
「楽しかったです」
「! き、絹旗ーっ」
「す、すぐ抱きつくのはなまえの超悪い癖です!離れてください!」
「いやあ、嬉しいねえ。今度はお買い物も行こうね!」
「まあ、別に行ってやらないこともないですけど」
「絹旗ってば素直じゃないぞー」
「超余計なお世話です」
「ふーん?」
「なんですか」
「わたしと絹旗は友達なんだから、なんか悩みでもあるなら頼ってくれていいんだよ」
「悩みなんて…」
「友達?ううん、もう親友だよね!悩み聞くっていっても、こうやって遊びに行ってあげることしかできないけどさ」
「超頼りないですね」
「えー」
まあ、たまになら無能力者でバカな…と、友達…と遊びに行くのも悪くないですね。



110405
:友達っていうので精一杯な絹旗とおばか