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なまえが心底つまらなさそうな表情、そして冷めた目でこっちを見てきやがる。

「実に面白くないね一方通行」
「なンの話だァ?」
「アンタの話ですよ」
「あァ、それはなんとなく…」
「分かるんです?なら話が早いですねぇ。それでは早速、単刀直入に言わせてもらいますね」

なまえは至って真面目な真剣な顔で言った。

「アンタの膝でめちゃくちゃキュートな寝顔をさらしてるマイハニ、…げふん…、打ち止めを私の嫁にください」
「やンねェよ」
「くっそ!早いよ!断るのが早すぎなんだよ馬鹿!」
「悔しかったらまずはこのガキに自分から膝枕して、って言ってもらえるよォに頑張ることだなァ」
「…実に腹が立つよ一方通行」

チッ、と舌打ちしたなまえは上等だコラと言い悔しそうに雑誌を読みはじめた。…オイオイ、雑誌逆さにして読むなんてなんてベタなことしてンだよテメエはよォ。アホか。


「(ち、畜生むちゃくちゃ悔しい私だって膝枕したいよ一方通行めただのもやしの癖に…!)」



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