※学ぱろ
「うげ、生徒会長…」 「よぉ」 「なんですかそのむかつ…、さわやかな笑顔は」 「てめ、…今むかつくって」 「?」 こてん、と首を傾げるなまえのその仕草に垣根帝督はフリーズした。え、なにこのかわいい子…!バッと両手で口元を隠しきらきらとした瞳でなまえを見つめる垣根。 「…なんかすごい見られて、」 「破壊力半端ねぇわ」 「は?」 「いや、こっちの話。…で、オマエそろそろ生徒会入る気になったか?」 「なってません、むしろなりません」 「俺の隣にいるだけでもいいんだぜ?」 「仕事しなくていいってことですか?」 「おう」 「…そうですか。あの、わたしは面倒くさがりで手伝いとか、何かするのが嫌だから生徒会に入らないんだ、とかって思ってませんか?」 「? まさにそう思ってたんだけど、違ぇの?」 「違います。垣根せんぱいの隣にいるのが嫌なんです」 垣根帝督は、ハートブレイク…………しなかった。そうか、これが、ツンデレか。と一人納得するのだった。
110324 :生徒会長がメルヘン
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