「えへへ、名前です。よろしく」

へらへら呑気な笑顔を浮かべるガキ改め名前にトビが「ようやく僕にも後輩が!」なんて仮面の上から泣きながら感動を噛み締めている。デイダラはデイダラで、年の近い妹が出来たかのように目を輝かせながら粘土遊びに誘っていた。
イタチはデイダラ同様、妹が出来たかのように嬉しそうな笑みを浮かべていた。まぁ強いて言えば年の離れた妹か姪というところか。いや、妹というより姪の方がしっくりくる。

「おやおや。また賑やかになりますねぇ」

さすがは鬼鮫。
ただのオカンだ。

角都はまた赤字だのなんだの言うかと思いきやさっそく費用の割り当てを考えていた。

一体どうなってんだここは。
たかがガキ一匹で。

「サソリさんサソリさん」
「あ?」
「私サソリさんのこと好き!」
「…はぁ?!」
「サソリさん、お兄さんみたい!」
「…」

あれ、なんだコイツ。
地味に可愛いぞ。


こうして出来上がった立ち位置。

父→角都
母→鬼鮫
叔父→イタチ
姉→小南
兄(長男)→俺
兄(次男)→デイダラ
兄(三男)→トビ
植物→ゼツ
リーダー→不明

尚、この場にいなかったため飛段の立ち位置は不明。

「おい。俺は何なんだ」
「あ、リーダー!…うーん、リーダーはねー、犬!!」
「わん。ておい。なんだその立ち位置は」

こうして決定版(飛段を除く)が完成。

父→角都
母→鬼鮫
叔父→イタチ
姉→小南
兄(長男)→俺
兄(次男)→デイダラ
兄(三男)→トビ
末っ子→名前
植物→ゼツ
リーダー→犬(ペット)
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