「せんぱーい！先輩先輩先輩先輩せんぱあああい！」
「うるさい来るな寄るな私を呼ぶな！」
「そんなっ？！先輩は、僕のこと嫌いっすか？うぅっ。さよなら僕のばら色人生」
「ちょ、ちょっと、なに。泣いてんの？」
「ぐすん」
「ちょ、嫌いじゃない、よ。ただ、あまりにもしつこいから、勘違いしちゃうじゃんか」
「勘違い？」
「う、うん」
「それ、きっと勘違いじゃないっすよ。」
「え」
どきっ
「俺、先輩のこと、」
どきどき
「うそだろ。まさかトビが好きだなんて、私、どうしたら」
どきどきどき
「なにをですか？」
「え、だってトビってさ、私のこと」
「いいカモだと思ってます」
「そっちかよ！！！」
なんちゃって
(本当は、大好きだから)
(しつこくなっちゃうんっすよね)